京都で寺カフェ
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terako | 京都府 | 不明 | 06/January/2015
何ていうのかな。切なくなって、あたたかくなって、ほんわりとして、生きることに丁寧になれる本でした。 寺カフェの情報だけではなく、その周辺の物語が丁寧に描かれ、ひとつひとつのお寺が真珠のようなひそやかなきらめきに満ちていて、ゆかしいひと粒ひと粒がぎっしり詰まった宝石箱のような一冊でもありました。 何度も足を運んだお寺もあり、知らなかったお寺もありましたが、ガイドブックでは決して書かれないだろう細やかな情報が丁寧にすくい上げられていて、読みながら、「そうだ、このお寺を訪ねてみよう」という思いになりました。 「その先の物語はそれぞれにゆだねるとして」という言葉が本の中にありましたが、こういうかたちの情報の提供の仕方もあるのだと思いました。お寺というものに添えられる時間や風景、詩や俳句や物語、そうしたものが何層ものレイヤーになっていて、京都のお寺の歴史やその奥深さ、豊かさのようなものがこの本の中には織り込まれています。 ガイドブックが特急の旅なら、この本にあるのは各駅停車のような旅。また、大原三千院の「生きてごらんなさい」という石碑のエピソードや大徳寺の一度飲むと三度よいことがあるというお茶のこと、萬福寺の参道にあるという逆鱗、三十三間堂の会いたい人に会えるというエピソードなど、この本によってしみじみと知ったこともたくさんあって、読んだあとに再び、「そうだ、お寺に行こう」という気持ちになりました。 今までお寺によってはお茶を飲むことが出来る場合がある、ということは知っていましたが、流れ作業の一つのように、観光の一つと受け止めていましたが、改めて考えてみると、お寺という長い歳月に育まれた特別な空間でいただくお茶というのは、ある意味特別なこと。それはとても贅沢なカフェ時間なのだな、と目からウロコ。街のカフェメニューにお抹茶があってもいいのになぁ、と思ったり。 お寺のお土産のページも楽しく、いろいろなお菓子を食べてみたくなりました(特にキャラメルシフォンケーキ!)。 忙しい日々を当たり前のように思っていましたが、これからは「各日停車」「各人停車」のような時間軸も持つようにしよう。読み終わって、そんな丁寧な気持ちにもなりました。0 people agree with this review
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