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京都で寺カフェ

早川茉莉

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479783053
ISBN 10 : 4479783059
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

山門をくぐった先は極上の異空間―。何百年という歳月が作りだしたカフェで、まずはお茶を一服、いかがでしょうか。

目次 : 第1章 寺カフェ(青磁の器のような美しさの中で 青蓮院門跡/ 平安朝を思わせる優美な世界 退蔵院 ほか)/ 第2章 お寺でできること(萬福寺(普茶料理)/ 東林院(精進料理教室) ほか)/ 第3章 お寺で願いをかなえる(壮大な古典の森を歩く 仁和寺/ 御室成就山 八十八ヶ所巡拝 ほか)/ 第4章 お寺のおみやげ(お寺のおみやげ“お菓子”/ お寺のおみやげ“雑貨” ほか)

【著者紹介】
早川茉莉 : 編集者。『すみれノオト』発行人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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何ていうのかな。切なくなって、あたたかく...

投稿日:2015/01/06 (火)

何ていうのかな。切なくなって、あたたかくなって、ほんわりとして、生きることに丁寧になれる本でした。 寺カフェの情報だけではなく、その周辺の物語が丁寧に描かれ、ひとつひとつのお寺が真珠のようなひそやかなきらめきに満ちていて、ゆかしいひと粒ひと粒がぎっしり詰まった宝石箱のような一冊でもありました。 何度も足を運んだお寺もあり、知らなかったお寺もありましたが、ガイドブックでは決して書かれないだろう細やかな情報が丁寧にすくい上げられていて、読みながら、「そうだ、このお寺を訪ねてみよう」という思いになりました。 「その先の物語はそれぞれにゆだねるとして」という言葉が本の中にありましたが、こういうかたちの情報の提供の仕方もあるのだと思いました。お寺というものに添えられる時間や風景、詩や俳句や物語、そうしたものが何層ものレイヤーになっていて、京都のお寺の歴史やその奥深さ、豊かさのようなものがこの本の中には織り込まれています。 ガイドブックが特急の旅なら、この本にあるのは各駅停車のような旅。また、大原三千院の「生きてごらんなさい」という石碑のエピソードや大徳寺の一度飲むと三度よいことがあるというお茶のこと、萬福寺の参道にあるという逆鱗、三十三間堂の会いたい人に会えるというエピソードなど、この本によってしみじみと知ったこともたくさんあって、読んだあとに再び、「そうだ、お寺に行こう」という気持ちになりました。 今までお寺によってはお茶を飲むことが出来る場合がある、ということは知っていましたが、流れ作業の一つのように、観光の一つと受け止めていましたが、改めて考えてみると、お寺という長い歳月に育まれた特別な空間でいただくお茶というのは、ある意味特別なこと。それはとても贅沢なカフェ時間なのだな、と目からウロコ。街のカフェメニューにお抹茶があってもいいのになぁ、と思ったり。 お寺のお土産のページも楽しく、いろいろなお菓子を食べてみたくなりました(特にキャラメルシフォンケーキ!)。 忙しい日々を当たり前のように思っていましたが、これからは「各日停車」「各人停車」のような時間軸も持つようにしよう。読み終わって、そんな丁寧な気持ちにもなりました。

terako さん | 京都府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ねむねむあくび♪

    図書館の本。カフェ、と言う表題とはちょっと違った印象で、お寺とお寺でいただけるモノの紹介、と言う感じでした。お抹茶や和菓子から、エステまでお寺で!?とビックリしたり。期待した内容とはちょっと違っていたけれど、お寺をまるでカフェのように寛げる場所ととらえて、良い刺激を貰いました。私ももっとお寺に気軽に行きたいな〜。

  • tamami

    数年前に古書市で購入。その昔、京都には大いに憧れたものだが、今では何時かもう一度行ってみたい街の一つになってしまった。でもどこか密かに思いはくすぶり続けていて、こんな素敵なお寺とカフェ達に出会えるなら、思いの順位を繰り上げようかしらん。写真の季節も景色の切り取りも、どこがと言うことなしに、どのお寺カフェも本当に良い感じの佇まいを見せている。寺々の意匠に添えられた文章には何とも言えない味があって、現地に足を運びお茶と菓子を食し、静かな時間を過ごせたらと思う。刊行から7年余、今も変わらぬ姿をしているだろうか。

  • かおりんご

    なんだろうなー。期待していたのとは、違いました。お寺の紹介というより、著者のエッセイ風味が混ざりあっていて、「この本の〜を思い出した」というのが多く・・・それが私にはピンと来ないものが多かったせいか、いまひとつ。要は、いろんなお寺でお抹茶をいただけるという話。カフェなんて書き方をされると、コーヒーなんかもいただけるの?って思いそうだけど、違います。

  • きつねこ

    近ごろ話題ののお坊さんカフェもある?と少し期待しましたが、残念ながらそれはなかった(居酒屋モンクはあった!)。お抹茶+和菓子や、精進料理がいただける京都のお寺を著者さんのエッセイを絡めて紹介してくれます。本からの引用もかなり多く、本好きには楽しめるかも。お寺でこういう楽しみかたがあるの、北森さんのぶぶ漬シリーズで知りましたが実在するこちらのお寺も残念ながら掲載されていなかったです(笑)。お寺でアロマサロンとか、ちょっとびっくり。おまけに載っていたお寺のお土産と御朱印がよかったな。

  • nikko

    既に訪ねた場所はその時の感情と重ね合わせながら、これからの場所には思いを馳せながら、余韻ある文章が心地良くて、年末年始繰り返し読みました。大原の方でも、一服いただけるんですね。知りませんでした。次回の京都旅行は、久方ぶりに大原を訪ねてみたいです。

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