Beethoven (1770-1827)

CD Comp.piano Sonatas: Pommier

Comp.piano Sonatas: Pommier

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  • ★★★★★ 

    やすさん  |  北海道  |  不明  |  02/March/2021

    この全集を聴いていると、とても幸せな気分になる。一貫して落ち着いた雰囲気に包まれた洒脱な演奏だが、所々思わず引き込まれる箇所もあっておもしろい。座右に置いておきたい一組である。

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  • ★★★★★ 

    ニャンコ先生  |  Tochigi  |  不明  |  12/May/2013

    ベートーヴェンのソナタ全集を聴き通すと、大きく分けて2つのタイプのアプローチがあるように感じる。「作品そのものをして語らしめること」を追求する中で演奏者の個性が現れるタイプ、「作品と自己の音楽観の徹底的な対話を披露する」ことが最も誠実な演奏と考えるタイプである。前者の代表がグルダ、最近全集が出たコルスティック、現在進行中のポリーニであるとすれば、後者の代表がこのポミエと、70年以降のブレンデルであろう。(「作品を題材に使って自分を売り込む」タイプや、「録音の企画を提案されたので、弾けちゃうから弾いちゃった」タイプは無視することとしたい。)この全集は、いったんすべての楽想がポミエの音楽性を通過してから聴こえてくることに、不思議な安心感を感じさせてくれると同時に、逆説的な緊張感をも感じさせてくれる。すなわち、「これでいいのだ」というメッセージを感じると同時に、時に「本当にこれでいいのか」という疑問がわいてきて、解決しながら聴き進んでいくことになるからだ。ベートーヴェンとの対話を望む聴き手にとって最高の全集のひとつであることは確かである。

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  • ★★★★★ 

    harekazuya  |  東京都  |  不明  |  20/July/2012

    10枚目の30・31・32から聴き始めましたが、違和感を覚えました。完璧に美しいのですが、ベートーヴェン聴いてる気がしないのです。鼓舞したり、共感に持ち込む要素がそぎ落とされています。最高のパントマイムか、剣豪の無駄のない動きを超スローモーションの画像で見ているようです。そして、最初から聴き始めました。初期のソナタにはまったく違和感がありません。フォルテピアノの音を意識したような右手の少し強い音も効果的で、ベートーヴェンの気概や新鮮に音楽に向かう姿勢が感じられます。聴き進むうち、このアルバムはベートーヴェンの音楽表現の成長と、精神の純化の形跡を、完璧な音で表現しようと言う壮大な試みなのだと理解しました。力づくではないのに壮麗きわまりない「ワルトシュタイン」など、いくつかの峰々を超え、また最後のCDに戻ってきました。今度はまったく違和感がなく、クールと感じられた表現が、ぬくもりと血の通ったものになり、静かに充実感を持って音楽に向き合えます。ベートーヴェンの成長感じることで、私も少し成長できたなと思いました。音楽にできることの最高のものがここにはあります。

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  • ★★★★★ 

    北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  15/June/2012

    恥ずかしながら、北の火薬庫、ベートーヴェンのピアノソナタを一気に聞くことができたのは、このポミエの全集が初めてです。 お勉強として、シュナーベル、バックハウズに始まり、ケンプ、ブレンデル最近では横山さんなどを聴きました。聴き通せませんでした。 多彩な音色を持って迫るポミエのアプローチは、これまでに無いものではないでしょうか?とにかく飽きません。そして曲の構成が聴覚からも分かるのです。音色が違うのですから。ポミエを聞くには楽譜は要らないかもしれません。何処がテーマで、どこが展開、戻ってきたのは何処が見えます。 ベートーヴェンのピアノソナタ入門のセットを探している貴方にぴったりのCDはこれです。間違いありません。

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  • ★★★★★ 

    marco  |  東京都  |  不明  |  15/October/2011

    出張時の飛行機内という厳しい環境下でも染み入るように聴けて、後々まで滋養となるような演奏。疲れきった体の奥底に温かみのある音楽がじわじわと浸透し、その後も何度もフレーズをリフレインしている自分に気付くのだが、そんな後々まで何かしみじみとした栄養のような心地良さを与えてくれる。巨匠や稀代の新星、名曲名盤、様々な演奏が様々な装置を通り過ぎていったが、兵どもが夢の跡、最後にはポミエの演奏がごく自然に、寄り添うように小さなi-Podに残っていた。高い技術的修練とテクスト読解の上に、威丈高でない等身大のベートーヴェン像が粛然と達成されている。ポミエに対する諸氏の高評価に膝を打つと共に、新時代のスタンダードはかくも優しげな面持ちの中から生まれてくるのだという、現場に立ち会えた「同時代性」にも何故かほのぼのとした想いを得た。

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  • ★★★★★ 

    静流  |  福岡県  |  不明  |  30/September/2010

    凄く上手いです! 多彩な音色を武器に描いていくのは確かにフランス系ならではかも。 でも、ベートーヴェンは国籍をこえますね。 この演奏の素晴らしさがそれを証明してくれました。

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  • ★★★★★ 

    NARI  |  東京都  |  不明  |  30/August/2010

    ある意味現代を象徴するピアニスト。鳴らしまくります、対象が何であれ、本能で。ワルトシュタインは感動しました。

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  • ★★★★★ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  25/June/2010

    噂で評判になっていたので購入し、約2カ月じっくり聞いた。結論は、本当に素晴らしい全集であるということ。ピアノの音がきれいで、フレーズも弾き飛ばしや粗さがなく、かといって四角四面の演奏には程遠い。どの曲もわかりやすいアプローチで、静かに曲の核心に迫っていく。初期、中期、後期ともに非常に満足。しかし、音質、テクニック、解釈、価格と揃ったこの全集があると後発は出しにくいことだろう。

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  • ★★★★☆ 

    M  |  愛知  |  不明  |  14/November/2008

    フランス人ではあるがナットのような主題を核とした求心性でなく、厚みのあるタッチを武器に曲の構造的、音響的把握が主眼にある。E.フィッシャーのベートーヴェンにやや近いものがある。叙情的なものへの没入は嗜好ではなく 1−10番台のソナタではその点やや不満が残る。反面、熱情ソナタやハンマークラヴィアの第一楽章等言葉に尽くせない素晴しさがある。

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  • ★★★★★ 

    三崎のルアーマン  |  三浦市  |  不明  |  16/August/2008

    数年前、本全集をCS放送で聴いて感心していたが、この度CDを購入した。この人の演奏は、確かな技術を誇示することなく実に暖かく優しい表現を貫き通すところにある。かつての巨匠の演奏のように緊張感を聞き手に強要する事はなく、そのため物足りないと感じる人がいるとは思うが、私はこの演奏も大好きだ。モーツアルトのPソナタ全集と共にポミエの演奏は繰り返し聴きたくなる魅力がある。

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  • ★★★★★ 

    古井戸  |  九州  |  不明  |  19/June/2008

    べートーヴェンのファンは騙されたと思って是非手に入れて欲しいです。大推薦します。ポミエが一部で絶賛されているのは知っていたが「また大袈裟なことを」と話半分に聞いていたのですがNHKラジオでやってるのを聴いてたまげて購入。全曲聴いて絶賛に納得。キモチワルイほど細部まで弾き込まれてるのに全体の構成とか帰結感が崩れない。ピアノの響きも美しい。

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  • ★★★★★ 

    かつまる  |  兵庫  |  不明  |  24/May/2008

    名演かつ名盤。ゲルマン的激情派Beethovenが好みの方にはやや迫力不足かもしれないが、おふらんす的ロマン派Beethovenの好きな方には堪えられない演奏。他の演奏家のCDがつまらなくなってしまうのが欠点か。どの曲の演奏も素晴らしいが特に30,31番が最高。31番3楽章のフーガが始まる部分、カデンツアの部分ではいつも涙が出そうになる。この演奏に包まれて天国に行きたい・・・ 4,11番あたりのひたすら甘く優しいBeethovenも是非聴いてほしい。

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  • ★★★★★ 

    もみぢ葉  |  福井県  |  不明  |  02/May/2008

    聴き比べをして感じた事。ポミエの音色は、実の詰まった輝きのあるとても素晴らしいもので、その明朗な音色と、全く奇を衒わない本当にオーソドックスの極みとも言うべき演奏が織り成す音楽空間は、他に比して際立っていると言えるでしょう。特に3,4,10,22,27,30番が秀演だと感じました。録音も艶やかで音像もしっかりした優れものです。ぜひご一聴を。

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  • ★★★★★ 

    レエル  |  不明  |  24/April/2008

    ポミエの演奏には、平和をや繁栄を謳歌したような、栄光の響きは伝わってこないが、充分にみがかれた深みのある明るさがあり、一定の波長で抽出される雫る調の音色には、プログラミングされたかのようにコントロールされている。とりわけ、テンポやデュナーミクに対する配慮は、とても丁寧で、隣同士との対比や、全体の中での均衡関係等、No.30.31.32他、その至るところで演奏技術や音色を充分にいかし工夫している。長らく他の全集が、お蔵入りになっている!

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  • ★★★★★ 

    マーコロリン  |  所沢  |  不明  |  02/March/2008

    諸氏レヴューを見て購入。いくら凄いといっても、他のピアニスト同様、同じ楽譜を見て弾いているのだからとたかをくくっていましたが、聴き始めてびっくり!!とにかく「すんげえ〜!!」しか言葉が見当たりません。

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