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Strauss, Richard (1864-1949)

CD Ein Heldenleben, 4 Letzte Lieder : Barenboim / Staatskapelle Berlin, Netrebko(S)(Deluxe Hard cover book version)

Ein Heldenleben, 4 Letzte Lieder : Barenboim / Staatskapelle Berlin, Netrebko(S)(Deluxe Hard cover book version)

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  12/January/2015

    この時の演奏がディスクで出ることになったのは、何といってもネトレプコのおかげなのだから彼女には感謝しないわけにはいかない。肝心の演奏はというと・・・一昔前までのロシア人歌手のドイツ語たるや実にひどいものだったが、さすがに彼女の世代になれば、そんな心配は無用。声自体には今が盛りの歌手らしい堂々たる輝きがあるし、歌詞への情感の乗せ方も、何語で歌ってもやはり彼女はうまい。けれども、発音自体の明晰さやここぞという所(たとえば全曲最後の一行)の決め方では、まだドイツ語ネイティヴの歌手にかなわない(近年の録音ではシュヴァネヴィルムス/シュテンツが秀逸。ジェシー・ノーマンの録音は依然として比較を絶した遥かな高みにあるが、これを聴いて、もうシュヴァルツコップは要らないなと私は思った)。いずれ映像も出るだろうが、譜面台を前に置いて、楽譜を見ながら歌っている。 というわけで、この盤の本命はもちろん『英雄の生涯』。これはバレンボイム昔からの得意曲で、(前座のモーツァルト K.595のピアノ協奏曲の方がさらに凄かったが)1989年、昭和女子大人見記念講堂でのパリ管との演奏など、私の生涯最高の音楽体験に数えられるほどだ。細部まで非常に克明、力こぶもりもりという印象だったシカゴ響との録音に比べると、今回はやや枯れた感じ。特に前半は抑え気味に進むが、「英雄の戦場」は相変わらず華々しく盛り上がり、再現部の頭にクライマックスを持ってくる。音楽自体としてはこの先「英雄の業績」「隠遁と完成」と嫌らしさ満点の部分が続くのだが、今のバレンボイムは、ついにこういう所をそれにふさわしい風格を持って振れる年齢に達した。このピアニスト=指揮者を半世紀にわたって聴き続けてきた聴き手としては、まことに感慨深い演奏。

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    martin  |  神奈川県  |  不明  |  18/November/2014

    注目のネトレプコの「4つの最後の歌」はこの曲の数あるディスクの中でも声の無理のない響きの美しさと伸びやかさという点では傑出していると思う。 ただこの曲が本来醸し出す生への諦観はその彼女の美しく健康的な声で若干薄められている感もあり、逆に生への憧れを感じさせる。表現と詩の解釈、ドイツ歌曲として捉えた場合に様式感に賛否はあろうが、声楽的に優れた歌唱であることは間違いない。 英雄の生涯は雄弁な演奏でブランデル氏のソロヴァイオリンも巧い。

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