Comp.piano Concertos, Comp.piano Sonatas: Gulda(P)stein / Vpo
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古き良き時代 | 大阪府 | 不明 | 20/January/2020
ソナタ全集は、当時は珍しい廉価版のLPでのステレオ録音全集としてアマデオレーベルより発売されており、貧しい大学生だった小生も購入したことがありました。速いテンポで颯爽とした演奏だったのを覚えています。 演奏評価は横に置き、いまとなっては、ポリーニ、アシュケナージ、ブレンデルなどの優秀録音が廉価で出てしまっているので、入門者には、まずはそちらの方をお勧めします。1 people agree with this review
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音楽偏狂家1号 | 仙台市 | 不明 | 28/February/2009
運動神経抜群という感じです。軽くてスピード感があって、深刻ぶらない演奏が多い印象です。チェンバロで弾くバッハのような、と言えば言いすぎでしょうか。私のベートーヴェンのイメージとは違い、逆にそれが楽しめました。21番ソナタをこんなに軽々と弾いてしまうなんてすごいなぁ。私のベスト・ワルトシュタインはグルダの某ライブ録音です。しかし、この全集となると、通しで聴くには少々退屈に感じられます。3 people agree with this review
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高島 | 佐賀県 | 不明 | 21/December/2008
協奏曲はオケの好演に助けられて文句なく素晴らしい。ソナタはいまひとつ吹っ切れない印象。遊びとしても中途半端で堅さがあり、真面目にやるならひとつひとつの曲に対するアプローチを練り上げてから取り組んでほしかった。グルダの個性を聞くとしても比較して平均律録音を取ってしまう。いっそのこと最近出たモツソナのプライベート音源の方がずっと面白いように私は思う。数多にあるベトソナ全集の中でとくにこれを聞く理由はわたしにはないようだ。6 people agree with this review
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yoshimi | 大阪 | 不明 | 24/September/2008
初期・中期のソナタは推進力もあり切れ味も良いが、ワルトシュタインは速すぎる。グルダ本人も、速すぎたので録音し直した方がいい気がしないでもない、と認めている。そういう曲が他にもいくつかある。後期ソナタは、その内包する重さや深さと、グルダの音楽性とがずれているように感じる。これは好みの問題だと思うが、特に31番の”嘆きの歌”は騒々しく叙情性が欠けている。コンチェルトの方がソナタよりも出来が安定していて、ずっと良いと思う。4 people agree with this review
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よーくかんがえよー♪ | 評価は保留だよー♪ | 不明 | 23/February/2008
この演奏は音楽の深さや重さを教えているものではなく、極めて口当たりの良い軽い音で、しかも気軽に聞けるように作り直しているからこそ、今日偉大な演奏と評されているのではないだろうか?聞く人達をまず単純に楽しませることを絶対的に指向する。手際よく、軽く、新鮮で刺激的。華やかで通俗的な側面を忘れず、アクロバティック的にテクニカルな興奮を与えてくれる。これは20世紀に大演奏家といわれた人達の条件ではないのかな?どの作品にも適応+応用できる一貫した解釈。この姿勢が好ましければ◎、気にいらなければ×だろう。0 people agree with this review
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ねこちゃん | 横浜 | 不明 | 11/November/2005
ソナタ、協奏曲、共に長らく定評のあるセットですが、私はこのセット、数多いソナタ全集の中でも最も聴かない部類に入ります。力強さはありますが、全般的に快速力で押し切られ、ブレンデル等の吟味を尽くした演奏を好む向きには、素っ気なさを感じると思います。最も速いテンポで弾かれたソナタ全集の一つでしょう。ただ、テクニックは強靱で、速くても弾き飛ばした感や技巧臭は皆無で、端然としている。その点は認めます。思えば、ブレンデルとグルダは、人間的にも水と油であった・・。0 people agree with this review
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