Bach, Johann Sebastian (1685-1750)
6 Cello Suites : Mari Fujiwara (2011, 2012, 2013)(2CD)
Customer Reviews
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Nihei | 埼玉県 | 不明 | 11/May/2025
なんでしょうか・・・。これは彫刻家の演奏だ。美術・工芸品のような雰囲気が漂う。弓はノミで、ステージに現れるや、そこの空間にBachを彫り上げるような印象。悪い意味ではなく、和の雰囲気も感じてしまう。好みの演奏ではないのだが息をのむ・・。生はいったいどんな感じなのでしょうか。その場その場で、また新たな何かを彫り出し、複製はまったくないだろうな。そんなこんなで構えていると、サラバンドが意外とあっさり過ぎていったり・・。侮れません。0 people agree with this review
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orisuke | 新潟県 | 不明 | 05/February/2015
天空を駆けるといった感じの演奏だった旧盤から30年、満を持しての全集だと思います。前回はコロンビア(DENON)でしたが、今回はNaxosからのリリース。しかし、藤原真理自身がライナーノートに書いているとおり、プロデューサーは同じ川口義晴氏。 新盤の演奏は、日本人の自然観のようなものが投影されたバッハという風に僕には聞こえました。本当に感覚的なものなのですが、精密に木材で組み上げられた日本建築が森を背景に雨に濡れているような。いわゆるバロックの王様としての石組みのバッハではなくて、日本の風土に根付きはじめたバッハを聴いたような気がします。10年ほど前に聴いた実演とは随分変わった気がします。藤原さん自身の演奏の深化なのか、それとも川口さんとの相乗効果なのか、色々考えさせられる新盤でした。0 people agree with this review
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