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Beethoven (1770-1827)

CD Symphony No.9 : Toscanini / NBC Symphony Orchestra, Farrell, Merriman, Peerce, N.Scott, Robert Shaw Choir -Transfers & Production: Naoya Hirabayashi

Symphony No.9 : Toscanini / NBC Symphony Orchestra, Farrell, Merriman, Peerce, N.Scott, Robert Shaw Choir -Transfers & Production: Naoya Hirabayashi

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    織工  |  東京都  |  不明  |  17/June/2024

    フルトヴェングラーのバイロイト盤と双璧をなす最高峰の演奏。演奏時間はフルトヴェングラー盤(約74分)より10分も短く、とにかく速くそして切れ味が鋭い。これよりも速い第9番は大所ではミュンシュ(約61分)くらいではないか。 音にさまざまな「想念」が付着し思索的で粘着度の強いフルトヴェングラー盤に対して、こちらは明燦でかつ「からり」と乾いた感じの音楽であり、純粋な音響美を彫刻していく印象である。しかし、その集中度、燃焼度は凄まじくリスナーは音の強靱無比な「構築力」に次第に圧倒されていく。そこからは「第9とはこういう曲だったのか」という新鮮な発見がある。どの音楽も最高に聴かせるトスカニーニ流とは、スコアから独自の音を紡ぎ出す専門的な技倆と言ってもいいかも知れない。なればこそ、高度な音楽技能者として、その後の指揮者に与えた影響は絶大だったのだろう。 第4楽章を聴いていて、ベートーヴェンが管弦楽法の究極を追求するために、「楽器としての人声」を独唱と合唱をもって置いたのではないかという仮説をトスカニーニ盤ほど実感させてくれるものはないだろう。第3楽章までの完成されたポリフォニーでリスナーは十分に管弦楽曲の粋を聴き取り、それが第4楽章ではじめて肉声と融合しさらに一段の高みに到達する瞬間に遭遇する。しかもそれは宗教曲の纏のもとではなく世俗的な詩を語ることによって表現される。そうしたアプローチは、ドイツ精神主義とは対極のものかもしれない。しかし、そこには作曲家のひとつの明確な意図が伏在していると感ぜずにはおかない強い説得力がある。トスカニーニ盤は、その意味でも普遍性を意識させるし今日的な輝きをけっして喪っていないと思う。

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    NAKAKO  |  長崎県  |  不明  |  05/July/2018

    クラシックが好きなら、ベートーヴェンが好きなら、合唱が好きなら、他のバージョンでこの演奏をすでに持っていても、ためらいなく買うべき1枚だと思います。ジャケットも最高です。

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  • ★★★★★ 

    さっくん878  |  北海道  |  不明  |  30/August/2015

    トスカニーニ素晴しいです! 1952年は フルトヴェングラー存命中でしたし 同年には早くもヨッフムの第九(これも秀演)もあります。 しかし、推進力に満ち満ちたこのトスカニーニの演奏は、また別格と申せましょう。 平林さん 有難うございます!  このオープンリール 元は10万以上はするよね・・・

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  • ★★★★★ 

    アンノウン  |  神奈川県  |  不明  |  24/August/2014

    このCDを聴いて、故西条卓夫氏が、「(第九の)演奏はこのトスカニーニに止めを刺す。フルトヴェングラーとは正反対のアポロ的表現の金字塔で、この上なく荘厳澄明だし、簡潔率直でもある」と断じられた意味が、漸く理解できました。ビクターのxrcdでは音は美しいが「凄さ」は感じられませんでした。また、ライナーノーツには、トスカニーニと技術者がこのレコードの完成に払った努力が詳細に記載されこの解説の価値も高いと思います。フルトヴェングラーのファン(小生も)の方々、バイロイト盤は「純ドイツ風で呪文的だが、ベスト・コンディションではない(西条氏)」との解説の意味を知るにも、是非、この平林氏のテープ起しのCDをお聞き下さい。

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