Sym, 6, : Jansons / Bavarian Rso +shostakovich: Sym, 6,
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京都 | 京都府 | 不明 | 20/October/2016
ショスタコーヴィチとチャイコフスキーの6番を組み合わせた本CD、両曲とも名演と思う。ショスタコーヴィチの6番に関しては、普段ムラヴィンスキーかゲルギエフを聴く機会が多いが、1楽章に関して言えばこのヤンソンスの演奏がダントツで気に入っている。テンポは遅いわけではないが深淵でニュアンスも豊か。この曲の本音と建前の本音の部分をしっかりと語らせているよう。2楽章もアーティキュレーションをこだわり抜いた演奏で聴いていて気持ちがいい。3楽章だけはテンポが遅いように感じ、2006年のバイエルンとの演奏やオスロとの演奏におけるテンポ設定の方がしっくりくる。そこだけが欠点か。AllegroとPrestoの差はもう少し欲しいところ。悲愴はこの曲一番の名演と捉えてもいいんじゃないかと思えるほどの出来と思う。一言でいうと、曲に語らせる演奏とでも言ったら良いだろうか。激情型の演奏ではないが、曲そのものの感情はしっかりと伝わってくるし、美しさも重量感もある。2楽章の最後では思い切ったスローテンポを採用し、ひとときの楽しさを懐古するかのようである。3楽章は乱痴気騒ぎにならずに、大きなスケールで整然と軍隊の行進の如く進む。4楽章は、悲しみを伝えるためには、泣きわめくより憧れを語る方が一層悲しさが増すものだと諭されるよう。最近もっぱら悲愴を聴く時は本盤を聴き、ドラマティックなものを求めるときに他を聴いている。2 people agree with this review
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ガメラ | 群馬県 | 不明 | 27/May/2016
まずはお目当てのショスタコーヴィチの交響曲第6番、ヤンソンス指揮しかもお気に入りのバイエルン放送交響楽団の演奏です。第4番、第5番に連なる常に不安と隣り合わせの内心の吐露のような曲です。高揚する第2楽章は冒頭のクラリネット(Es管かな)がまず素晴らしいし、打楽器群の盛り上がりも上々。弦楽器の無窮動を基盤にした第3楽章Prestoは、管楽器、硬い木琴の響きが加わって盛り上がり、さらに金管楽器で白熱して無窮ではなく突然終わります。 続いてチャイコフスキー:交響曲第6番、ヤンソンスの演奏は私は初めてです。この曲でいつも気になる第1楽章のクラリネットの下降音型、この演奏ではファゴットではなくバスクラリネットがヘ音記号の最弱音の部分を受け持っているようです。 私はチェリビダッケ指揮ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団の演奏をずっと聴いてきました。同じミュンヘンフィルハーモニー・イム・ガスタイクでの録音です。優劣はつける必要がないでしょう。1 people agree with this review
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symphony No.5 | 三重県 | 不明 | 23/November/2014
若さのオスロ・フィル、激しさのバイエルン2004年、でもこの演奏が一番気に入った。1986年にレニングラード・フィルを颯爽と指揮する姿を見たときから28年。この演奏にはヤンソンスの黄昏のような味わい深さがある。先月名古屋で聴いたゲルギエフの演奏はゲルギエフの悲愴というべき演奏で、確かに凄い演奏だと思ったが、チャイコフスキーの心があまり見えなかった。この演奏はチャイコフスキーの心を表現した自然体の演奏であり、私は感動した。2 people agree with this review
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