Brahms (1833-1897)

CD Piano Works: Mejoueva

Piano Works: Mejoueva

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  • ★★★★★ 

    honoji  |  愛媛県  |  不明  |  20/November/2013

    メジューエワ、満を持してのブラームス後期、の感が強い。特に、2枚目は曲がブラームスの最良のものであることも相まって、凄みを伝えてくる。作品118の1曲目からその音色とたたずまいがなんともニュアンス豊かに語りかける(情報量が実に豊かだ)。2曲目の途中、無音の部分や音と音の間の意味深さもゾクっとさせられるが、5曲目の中間部から終結にかけての1音1音の独立した、なまめかしいと言えるくらいの震え方がさらに息を呑ませ、そして続く6曲目の冒頭はいったいなんだ、どう言えばいいのか。神秘の高み、深みからの亀裂の美。それが恐いほどに冷たくもしかし熱を帯びて輝いている感じ。その6曲目の神秘感はそのまま作品119へと続いていく。その作品118の6と作品119の1が、今回の信じがたい演奏のハイライトか。メジューエワは、純朴なイメージもあるかもしれないが、メトネル弾きの面目躍如なるブラームスといった感じで、作品の奥深く綾なす情念を、実に丁寧にひそやかながらもなまなましくあばき出した(神秘の妖艶さが全篇から漂ってくる)。

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  • ★★★★★ 

    QBE  |  神奈川県  |  不明  |  18/November/2013

    既にドイツ・ロマン派の主だった作品を録音し終えているメジューエワが、いよいよ奥の院ブラームスの後期に挑んだ。その覚悟の程を語っている彼女のライナーノートは必読。若書きのバラード(作品10)は既にセッション録音とライヴ録音の二種類がCD化されており、今回は再録しなかったのだろう。晩年のブラームスは渋い、退屈などと敬遠されがちだが、これを聴けばウソだと解る。奇をてらわぬ丁寧に弾きぶりはいつものメジューエワだが、聴いていて眩暈がしてきた。単調な繰返しを廃した書法が際立たせる和声の変幻に聴覚が追いつかない。その酩酊感はとりわけ三拍子系の曲で顕著にあらわれた。ショパンのときよりシューベルトのときより、私は酔いつぶれそうになった。

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