Brahms (1833-1897)

CD Piano Works: Mejoueva

Piano Works: Mejoueva

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  • ★★★★☆ 

    うーつん  |  東京都  |  不明  |  17/July/2014

     美しく、そしてはかない温かさが偲ばれる曲集に仕上がってると感じた。音楽、音そのものを大切に歌わせる作品集となった。       淡々と慈しむようにブラームスの心情が、歌として奏でられていく。特別な工夫をしているわけではないのに美しさがにじみ出てくる。インテルメッツォなどの穏やかな曲はもちろんだが、カプリッチオのような激しい曲でも、ほの暗いが柔らかく暖かい陽光が常に差し込んでいるような気持ちになれる・・・そこがメジューエワの良いところではないだろうか。      以下は私が一聴して感じたイメージ。 ひげ面の晩年のブラームスのポートレートを想起させるというより、老齢の作曲者が若いころの写真を眺めて過去を振り返りつつ窓の外を眺める・・・彼の視線の先にある庭には”一輪の薔薇が咲いて”いる・・・そんな映画のワンシーンのような光景。

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  • ★★★★★ 

    honoji  |  愛媛県  |  不明  |  20/November/2013

    メジューエワ、満を持してのブラームス後期、の感が強い。特に、2枚目は曲がブラームスの最良のものであることも相まって、凄みを伝えてくる。作品118の1曲目からその音色とたたずまいがなんともニュアンス豊かに語りかける(情報量が実に豊かだ)。2曲目の途中、無音の部分や音と音の間の意味深さもゾクっとさせられるが、5曲目の中間部から終結にかけての1音1音の独立した、なまめかしいと言えるくらいの震え方がさらに息を呑ませ、そして続く6曲目の冒頭はいったいなんだ、どう言えばいいのか。神秘の高み、深みからの亀裂の美。それが恐いほどに冷たくもしかし熱を帯びて輝いている感じ。その6曲目の神秘感はそのまま作品119へと続いていく。その作品118の6と作品119の1が、今回の信じがたい演奏のハイライトか。メジューエワは、純朴なイメージもあるかもしれないが、メトネル弾きの面目躍如なるブラームスといった感じで、作品の奥深く綾なす情念を、実に丁寧にひそやかながらもなまなましくあばき出した(神秘の妖艶さが全篇から漂ってくる)。

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  • ★★★★★ 

    QBE  |  神奈川県  |  不明  |  18/November/2013

    既にドイツ・ロマン派の主だった作品を録音し終えているメジューエワが、いよいよ奥の院ブラームスの後期に挑んだ。その覚悟の程を語っている彼女のライナーノートは必読。若書きのバラード(作品10)は既にセッション録音とライヴ録音の二種類がCD化されており、今回は再録しなかったのだろう。晩年のブラームスは渋い、退屈などと敬遠されがちだが、これを聴けばウソだと解る。奇をてらわぬ丁寧に弾きぶりはいつものメジューエワだが、聴いていて眩暈がしてきた。単調な繰返しを廃した書法が際立たせる和声の変幻に聴覚が追いつかない。その酩酊感はとりわけ三拍子系の曲で顕著にあらわれた。ショパンのときよりシューベルトのときより、私は酔いつぶれそうになった。

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