Tchaikovsky (1840-1893)

CD Sym.6: Bernstein / Nyp (1986)

Sym.6: Bernstein / Nyp (1986)

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  • ★★☆☆☆ 

     |  岐阜県  |  不明  |  09/April/2023

    ゆっくりテンポの悲愴といえば、これとチェリビダッケ盤が有名だが、私はチェリビダッケに軍配を上げる。バーンスタインの有名曲ゆっくり演奏は、シベリウス2番やモーツアルトのレクイエムなどでは、大成功しているが、悲愴や新世界ではややうまくいっていないと思う。

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  • ★★★★☆ 

    ぷぅすけ  |  北海道  |  不明  |  08/February/2018

    この演奏を,「勘違い」とか「内容はきわめて空虚にして浅薄」と酷評する方がおられるが,その方が方々に書き散らしておられる長文レビューこそ「勘違い」と「きわめて空虚」な表現の最たるものではないだろうか。もちろん,この『悲愴』は音楽が停滞しているとか,恣意的な溜めが耳障りに感じるという人もいるだろう。だが,バーンスタインがそれを知らないはずがない。実際,若い頃の演奏はもっと直截である。老境の彼は,自然な音楽の流れを敢えて犠牲にすることで表現されうる何かを,聴き手の心に呼び覚まそうとしたのではないだろうか。たとえば、目の前にあるようで決して手が届かないものへの憧憬,遠い記憶への郷愁といったものを。次の音が来るだろうと聴き手が予期するタイミングをわずかに裏切って音が到達する。その遅れも一定ではなく,微妙な振幅を伴っている。それが聴き手の心に何をもたらすか。指揮者が表現しようとしたものを可とするか不可とするか。聴き手により,あるいは同じ聴き手でも聴く時により,受け止め方は千差万別あってしかるべきであり,某大人が仰せのように「空虚」と一蹴すべきものでは決してない。

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  • ★☆☆☆☆ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  06/June/2011

    バーンスタインは、チャイコフスキーの第6をマーラーの第6と勘違いしているのであろうか。確かに、同曲には「悲愴」と言う愛称が付いてはいるがそもそも「悲劇的」とは異なる。しかも、もっと大事なことは、チャイコフスキーはマーラーではないということである。最晩年のバーンスタインの演奏には、このような勘違いの演奏が極めて多かったと言わざるを得ない。かかる勘違いの演奏は、本盤と同時に発売されたドヴォルザークの第9、モーツァルトのレクイエム、ショスタコーヴィチの第7、シベリウスの第2など、枚挙にいとまがないほどである。同時期に録音されたマーラーの交響曲や歌曲の一連の演奏は、いずれもそれぞれの楽曲の演奏史上最高の超名演であるにもかかわらず、その他の作曲家による大半の楽曲の演奏に際しては、とても同一の指揮者による演奏とは思えないような体たらくぶりであると言える。バーンスタインは、このような勘違いの演奏を意図して行ったのか、それとも好意的に解釈して、健康悪化によるものなのかはよくわからないが、いずれにしても、これらの演奏の数々は、バーンスタインとしても不名誉以外の何物でもないと考えられる。本盤の「悲愴」の演奏も、粘ったようなリズムで少しも先に進んでいかない音楽であるが、その大仰さが例によって場違いな印象を与える。スケールはやたら肥大化しているが、内容はきわめて空虚にして浅薄。正にウドの大木の最たるものと言えるだろう。とりわけ終楽章の殆ど止まってしまうのではないかと思われるような超スローテンポにはほとほと辟易とさせられてしまった。もちろん、バーンスタインには熱烈な支持者がいることから、このような演奏をスケールが雄大であるとか、巨匠風の至芸などと褒めたたえたりするのであろうが、一般の愛好者の中には、私のようにとてもついていけないと感じる者も多いのではないだろうか。いずれにしても、本盤の評価としては、大変残念ではあるが★1つの評価とさせていただくこととしたい。

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  • ★★★★★ 

    Kaori  |  長野県  |  不明  |  12/September/2009

    いろいろな録音を何十年も聞いてきた我々は(あなたのことですよ)、音楽の友社の「名曲名盤」などでの評論家の評価がいかにいい加減であるか、もう気づいてますよね。あれは入門者の方がCD選びの参考にするデータにはなるかもしれませんが、すれっからしの我々(あなたもそう)は、もう自分の好みの演奏をひたすら追求する求道者のようなものです。そのすれっからしの耳を通して聞くこのバーンスタインの悲愴ですが、ここにはしっかり鑑賞に耐える歌と魂があります。名曲名盤などでは絶対に上位には取り上げられない演奏だと思いますが、そんなことはどうでもよろしい。もうこの歳になると(40代後半)、自分の音楽への姿勢というか、好みというか、確立されていて、その確立されたフィルターを通して入ってくる「歌」や「魂」に翻弄されるのを楽しんでいるわけです。バーンスタインの悲愴に対する思いがびんびん伝わってきて、聞いていて感動せざるを得ない何かがここにはあります。初めてこの曲を聴く人にはあまりお勧めできない。この曲に最初に接してしまうとあまりのインパクトの強さに、他の演奏が押されてしまいかねません。やはり、いろいろな演奏を聴いてきた暁に、この演奏にたどりついた、というのが理想なのではないでしょうか。もちろんこの演奏を絶対視するつもりはなく、いろいろな演奏のなかのひとつという位置づけです。ただ、すれっからしのそこにいるあなたが、もしもまだこの演奏をお聞きでないならば、ぜひいちど耳にしていただくことをお勧めいたします。

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  • ★★★☆☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  20/June/2009

    バーンスタインは決してバージョンアップの如く同曲を何回も収録するタイプではないそうですが本盤「悲愴」1986年DG分は三回目らしいです。第1楽章不気味なまでにゆっくりとそして「間」に意味を為しながらしかし穏やかな面も見せて進め一方弦も引っ掻きそしてドッスンバリバリのアレグロヴィヴァーチェで全管楽器の強奏とテンポの緩急が凄いです。第3楽章ピークは割れんばかりのティンパニーと管楽器ですが決して乱れません。終楽章は皆さん書き込まれているように通常演奏の倍近い17分余・・・あの超スローのチェリダビッケのEMIライブ盤でも13分余・・・とにかく引き摺り引き摺りそして引き摺るのです。そのウネリの波も凄いですがあの例の抉りクライマックスへは段々と登って攻めて行く様でそして全合奏へと連ねます。絶対ヒステリックにはならず過度に陥ることはないのですが果たしてこれで良いのかなとも感じた事も正直な気持ち。繰り返し聴くと何となく白ける雰囲気を汲み取ってしまいました、一聴の価値はあります。

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  • ★★★★★ 

    古渡 弁蔵  |  北海道  |  不明  |  19/June/2009

    これほど感情移入が顕著な演奏も珍しい。バーンスタインらしいといえばそれまでで、そこが賛否を分けるであろう。こうしたスタイルに大方は否定的な私であるが、この曲に関しては絶賛したい。特に2楽章の美しさは他に例をみない。ここでのチェロの歌わせ方は心にしみわたる。気軽に取り出して聴くような演奏ではないけれど、この楽章だけはよく聴きたくなる。

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  • ★★★★★ 

    チャイコ大好き  |  東京都  |  不明  |  14/January/2009

    テンポは遅めながらも、しっかりと悲愴を最後まで歌い上げていて見事。バーンスタインのマーラーのように、沈潜の悲愴感は忘れられない。最高!

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  • ★★★★★ 

    I&W  |  JAPAN  |  不明  |  04/May/2007

    22:32+8:30+9:51+17:09=58:02

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  • ★★★★★ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  09/September/2006

    楽譜と違うテンポだ、とか、通常のテンポでも充分感動できる音楽をここまでやるのはわざとらしい、とか、なんとでも言えますが、初めて聴いたときの衝撃と感動は忘れられません。その後も何回も聴いています。「さすがバーンスタイン!天才だ!」この演奏を聴くたびに思い浮かべる正直な想いです。

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  • ★★★★★ 

    YYY  |  東京  |  不明  |  23/May/2006

    一般的な名盤という枠組みからは少し離れた場所にある盤ではあるが、個人的に第3楽章でさえ「悲愴」を感じることができたのはムラヴィンスキー盤とこのバーンスタイン盤の2枚です。その解釈は他の指揮者達のそれとは異なりますが、是非聴いておきたい一枚でしょう。

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  • ★★★★★ 

    Mr.Black  |  茨城県  |  不明  |  28/March/2005

    この演奏を最高の名盤とするか、あまりに冗長な駄盤と捉えるか。しかし、これ以上に感動的な演奏は無いと私は信じてます。晩年のバーンスタインの芸風が生んだ演奏としてはマーラー第九/ACOと双璧です。

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