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Mozart (1756-1791)

CD Piano Concertos Nos.17, 22, etc : Bezuidenhout(Fp)Freiburg Baroque Orchestra

Piano Concertos Nos.17, 22, etc : Bezuidenhout(Fp)Freiburg Baroque Orchestra

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    Ichirokagawa  |  香川県  |  不明  |  27/August/2021

    ベズイデンホウトがフォルテピアノを弾いたモーツァルトの協奏曲集。当盤の録音が2012年で、この後2014年に第11番からの3曲を録音している。ここに収録されているのは、第17番 ト長調 KV.453、ロンド イ長調 KV.386、第22番 変ホ長調 KV.482の3曲。オケは、フライブルク・バロックオーケストラで共通だが、当盤は弾き振りで、後のは指揮者を立てている。曲目が異なるので単純な比較は出来ないが、当盤の方が表現が繊細な印象を受ける。オケの響きもしっとりとしていて、殊更にピリオド楽器を意識させないところがあり、この辺りはベズイデンホウトの好みによるものだろうか。それでも、第22番冒頭のトゥッティの響きは鮮やかで、初演当時もこの様な音楽が響いていたと思うと、胸がワクワクする。ピリオド楽器による演奏も全く違和感がなく、モダンオケやモダンピアノでモーツァルトを聴く気がしなくなってしまった。

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  21/January/2013

    ベズイデンホウトはモーツァルトのソロ作品全集でもとてもセンスの良いところを見せているが、協奏曲になってさらに「一皮むけた」感がある。フォルテピアノはオケ・パートにも通奏低音として参加、独奏楽器を円形に取り囲むようにオケを配置(だから木管楽器がフォルテピアノのすぐ向こうにいる)、緩徐楽章では独奏楽器の旋律装飾に呼応して、木管もわずかだが即興的に楽譜と違う動きをするなど、きわめて過激なことを「さりげなく」やっている。ピアノ協奏曲は今や全盛のピリオド・スタイル・モーツァルトの最後の未開拓地で、ビルソン/ガーディナーの全集もインマゼールの全集も「楽器にもう少しニュアンスがあれば」と感じさせたものだが、そんな不満はすでに過去のもの。アクセントの強い表現(両曲とも短調のエピソードに差しかかると、非常にエキセントリックな表情をみせる)も、繊細な表現力(たとえば第22番終楽章のカデンツァの終わりなど絶妙)も申し分ない。第22番冒頭のファンファーレ音型とその後の柔らかい木管のメロディー(+ホルンの対位旋律)の描き分けなど、オケの雄弁な表現も圧巻。第22番はモーツァルトのピアノ協奏曲中、最愛の一曲だったが、当分この一枚があれば十分。現代楽器で聴きたいとは思わない。

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