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Gliere (1875-1956)

CD Sym, 3, Cello Concerto: Farbermann / Rpo Sudzilovsky(Vc)Skripka / Moscow Cinematographic O

Sym, 3, Cello Concerto: Farbermann / Rpo Sudzilovsky(Vc)Skripka / Moscow Cinematographic O

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  • ★★★★☆ 

    MISPRISIONER  |  東京都  |  不明  |  07/May/2013

    ファーバーマンによる《イリヤ・ムーロメッツ》(UNIKORN音源)は、半ダース以上ある同曲盤の中で、恐らく、今までに最も多く聴かれていた録音だろう。全曲版では、E・ダウンズ盤(CHANDOS)が出るまで、この録音しか入手できない時期が続いたのだ。ファーバーマンはジュリアードで打楽器を学び、ティンパニ協奏曲などの作品がある。その一方で指揮者としても活躍し、ロンドン響とのマーラーの交響曲集(全集ではない)の録音でも知られるが、《イリヤ・ムーロメッツ》も彼の代表盤の一つだ。帝政ロシア末期の1911年に完成、翌12年にモスクワで初演されたこの曲は、リムスキー=コルサコフ、グラズノフ、ボロディン、そしてムソルグスキー(作曲の師であるイッポリトフ=イワーノフ、タネーエフ、アレンスキーを加えてもいい)らの作風を踏まえた、ロシア国民楽派の集大成であるとともに、ラフマニノフ、スクリャービン(ロマン主義時代の)、ミヤスコフスキーへと繋がる、国民学派(スラヴ派)と西欧派共通の哲学的背景を持つ大作である。■ユダヤ系であるファーバーマンと、英帝を代表するロイヤル・フィルによるこの演奏は、この曲のそういった側面を如実に具現化したもので、かつ、膨大なスコア(筆者所有のものは、楽章ごとに4分冊になったもの)をよく整理し、明暗濃淡の起伏を強く結びつけて太い持続感を保持してゆく独自の表現は、極めて充実している。しかし、録音の音場が遠いのと、終楽章クライマックスでのトランペットの(この録音で有名な)ハイCのハズしが盤の価値を下げているのも事実であり、残念ながら星4つという評価を与えなければならないが、この曲を語る上で外せない録音である。

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