Comp.symphonies: Karajan / Bpo
Customer Reviews
Showing 1 - 15 of 52 items
-




好事家 | 千葉県 | 不明 | 18/October/2024
強靭でブリリアントなベルリン・フィルのサウンドを駆使して、カラヤンが壮大にして精緻な演奏を繰り広げています。音響の構築物としてとらえた場合、これを凌ぐものは出にくいと思います。ブールーレイ・オーディオの緻密でしなやかな音質も聴きものです。0 people agree with this review
-




小市民 | 静岡県 | 不明 | 10/October/2024
幸か不幸かLPレコードでのカラヤンによるブルックナーの交響曲は1975年4月21日録音のグラモフォン盤(MG1035、2600円、有名なホルガー・マッティースによる翼のジャケットデザイン)1枚しか所有していませんでした。このLPレコードのタスキのキャッツチコピーは「これが今のロマンティック」(ウーン・・・ダサイ・・・)と書かれてあり、そのセンスには(良い悪いは別にして)少なからず衝撃を受けたものです。そんなカラヤンのブルックナー交響曲全集がLP17枚組として発売される事となり普通にカラヤンファンである私は「やはり手許にあるべき全集だろう」と判断し躊躇なく(ウソです。貧乏なため資金の事もあり自分を納得させる手段の一つとして悩むふりもしました)購入しました。結果は大満足です。1番を除き2〜9番までゆったりカットの2枚組、オリジナルの翼のジャケットも美麗。小心者の私は盤面のキズを恐れて殆ど通針せず、音楽はCDによる全集で聞いております。LPレコード再生は気合を入れて聞く時のみにしています。(邪道だ!と顰蹙を買いそうですが・・・)私的な考えではこの素晴らしい装幀の全集はジャケットを愛でつつ、悦楽の境地に入り別ソース(CD等)で音楽を楽しむ事は許されるのではないかとも思います。私のシリアルナンバーは1188/2000でした。カラヤンの珠玉のトンボーの一つとして大変に優れたLP全集だと改めて感じ入っております。1 people agree with this review
-




織工 | 東京都 | 不明 | 09/June/2024
1930 年代から幅広い演目で多くのレコードを精力的に録音してきたカラヤンだが、ブルックナーの取り上げについては実は慎重な印象があった。 本全集がでて、1,2,3,5,6番の正規録音(ライヴ盤を除く)はこの全集所収分のみであり、再録の多いカラヤンにあって、これは記憶にとどめておいていいだろう。いずれも非常にレヴェルの高い演奏で、カラヤンは3,5番は別の機会を考慮していたかも知れないが、全集としては概ね「これで良し」と評価をしていたのではないかと考える。 晩年、ウィーン・フィルとの7,8番が出る。特に7番は、ブルックナーの作曲時のエピソード(ワーグナーへの葬送)に加え、死の3ヶ月前の最後の録音であったことから、カラヤン自身への「白鳥の歌」と大きな話題を呼んだ。オーストリア人カラヤンにとって、故国の大作曲家たるブルックナーは特別な存在であったのかも知れない。なお、7,8番に関しては、この新録音よりも本全集所収盤の迫力を小生は評価している。 全番に一貫するカラヤンらしい明晰な解釈、流麗な音の奔流、なによりもその抜群の安定感からみて、ヨッフムとともにいまだ全集推薦盤の最右翼である。1 people agree with this review
-




ハッチ | 愛知県 | 不明 | 20/March/2021
ブルックナー指揮者にはスペシャリストが多いため 帝王も存在感が薄いが、 カラヤン、ベルリンフィルのブルックナーは透き通っている。 カラヤンと言うとベートーベン、チャイコフスキー、R・シュトラウス、 そしてブルックナーではないか?4 people agree with this review
-




johnbach | 東京都 | 不明 | 27/October/2013
カラヤン1970sには80年代録音の1番〜3番が含まれていないので、4番〜9番を聴いたうえでのレビューですが、これは素晴らしいブルックナーだと思う。特に7番と8番が秀逸な演奏。多くの作品がブルックナー・トーンと呼ばれる弦楽器のトレモロで始まるが、カラヤンは全体が少し早めのテンポながら流麗でとても美しい演奏だと思う。わたしはブルックナーが大好きで、ベートーベン以降ドイツ・オーストリー系の交響曲のなかでは、ブルックナーは頂点に立つ作品群だと思 っている。カラヤンの充実した70年代のブルックナーが聴けて、とても幸福だ。8 people agree with this review
-




fuka | 東京都 | 不明 | 21/March/2013
独墺系の指揮者としてのカラヤンの演奏歴の中において、ブルックナーの位置づけはきわめて重要なものであったと思います(それはフルトヴェングラーもそうだった)。特に後半の3曲は繰り返しコンサートで演奏し、録音もしていますので、大切な曲だったのでしょう。カラヤンが残してくれた壮年期のこの全集、白鳥の羽のジャケットのLPが出るたびに(中学生には高価でしたが)買ってました。それ以来数限りないブルックナーのCDや実演を聴いてきました。素晴らしいものもあり、がっかりしたものもあります。しかし録音媒体とはよく出来たもので、カラヤンのブルックナーが聴きたいときにはいつでもすぐ聴けます(podにも速攻入れましたし)。でも、もう30年以上経ってしまいました。私の好きなブルックナー演奏が、どんどん遠くなっていきます。6 people agree with this review
-




もよ | 神奈川県 | 不明 | 09/August/2012
沢山の人が同じ事を書かれているので付け加える必要はないのかもしれませんが、とても気に入ったのであえて書きます。 この交響曲全集、1番から9番までじっくりと音楽として楽しめて聴けた唯一の全集でした。ピチカートまで腹に響くコントラバスやがっちり全体を占めるティンパニ、何でも任せろという木管に迫力がありながら音色がすばらしい金管、そしてすばらしい全体のハーモニー。 恥ずかしながら、1番や6番はこれまで他の演奏で好きになれなかったのですが、この演奏で大好きになりました。そして、皆さんか書かれているとおり5番と8番は最高です。おそらくカラヤンの演奏の中でも最高のものの一つでしょう。8 people agree with this review
-




慎みましょう | 東京都 | 不明 | 09/January/2012
「ブルックナーって、よく分からない」これではダメだと好き嫌いを無くすために色んな演奏を聴いてきましたが、気に入ったのがコレとハイティンク指揮(ACO時代)のもの。カラヤンのブルックナーは批判の対象にされているが、名演名盤と言われているものと比較したら確かに異質と感じるだろう。でも、本質は変わっていないし正当な演奏です。あとは自分の感性に合うかどうかの問題なので聞き手側が判断するだけのこと。私は「カラヤンのブルックナーが好き」と胸を張って言えます。「ここに最高の芸術美がある!」とは言い過ぎかな…?お気に入りは8番です。7 people agree with this review
-




masato | 新潟県 | 不明 | 14/December/2011
ブルックナーも交響曲全集が何通りも聴けるようになった。我が家にあるだけでも,このカラヤン,シャイー,インバル,スクロヴァチェフスキ,マゼール,パーテルノストロ,もちろんヨッフムにヴァントも。1曲1曲をみれば,一番のお気に入りは様々ですが,“全集”となれば,間違いなくこのセットが選ばれます。私のブルックナー全集体験の原点であるということ,現代オケの究極の姿(といってもいいと思います)を見せてくれるものであるということ,録音も申し分なく…挙げたらきりがないですが,要するに,ブルックナーの凄さ,カラヤンの凄さ,ベルリンフィルの凄さ,これらが直に心に響いてくるのです。少し頑張って全集を連続して聴いて,聴きとおしたときの(9番の3楽章の音が消え去ったときの)充実感・達成感を一番与えてくれるのが,このセットなのです。7 people agree with this review
-




つよしくん | 東京都 | 不明 | 30/June/2011
本盤におさめられたブルックナーの交響曲全集は、カラヤンによる唯一のものである。当該全集に含まれた交響曲のうち、第1番〜第3番と第6番については、カラヤンとしてもコンサートで一度も採り上げたことがない楽曲であることから、カラヤンは本全集を完成させるためにのみ演奏を行ったことになる。カラヤンが指揮するブルックナーについては、最晩年のウィーン・フィルとの第7番(1989年)や第8番(1988年)を別とすれば、音楽評論家の評価は必ずしも芳しいものとは言い難い。とりわけ、とある影響力の大きい音楽評論家が、カラヤンと同い年の朝比奈やヴァントの演奏を激賞し、カラヤンの演奏を内容空虚と酷評していることが、今日におけるカラヤンのブルックナー、とりわけ本全集の低評価を決定づけていると言えるのではないだろうか。私としても、朝比奈やヴァントによるブルックナーについては、至高の超名演と高く評価している。特に、1990年代後半の演奏は神がかり的な名演であるとさえ言える。しかしながら、朝比奈やヴァントの演奏様式のみが、ブルックナーの交響曲の演奏様式として唯一無二であるという考え方には反対だ。とある影響力の大きい音楽評論家は、ブルックナーとシベリウスは指揮者を選ぶなどということを言っておられるようであるが、私としては、両者の音楽がそれほど懐の狭いものであるとは考えていない。それこそ、ベートーヴェンなどの交響曲と同様に、ブルックナーやシベリウスの交響曲も、様々な演奏様式に耐え得るだけの懐の深さを有していると考えているところだ。本全集は、1975年から1981年にかけてのスタジオ録音であり、これはカラヤン&ベルリン・フィルの全盛時代。本全集完成の翌年にはザビーネ・マイヤー事件が勃発して、両者の関係が修復不可能にまで悪化することに鑑みれば、本全集はこの黄金コンビによる最後の輝きであるとさえ言えるだろう。それにしても何と言う凄まじい演奏であろうか。一糸乱れぬ鉄壁のアンサンブル、ブリリアントなブラスセクションの咆哮、桁外れのテクニックを示す木管楽器群、そして分厚い弦楽合奏、大地が轟くかのような重量感溢れるティンパニのド迫力、これらが一体となったベルリン・フィルの超絶的な演奏に、カラヤンは流麗なレガートを施し、正にオーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマの構築に成功していると言える。かかる演奏に対して、前述の影響力の大きい音楽評論家などは内容が空虚であるとか、精神性の欠如などを云々するのであろうが、カラヤン&ベルリン・フィルが構築したかかる圧倒的な音のドラマは、そのような批判を一喝するだけの桁外れの凄みがあると言えるところであり、これは他の指揮者が束になってもかなわない至高の水準に達しているとさえ考えられる。いずれにしても、本演奏にはカラヤン&ベルリン・フィルが創造し得た究極の音のドラマが存在していると言えるところであり、私としては、本全集を至高の超名演で構成された名全集と評価するのにいささかも躊躇するものではない。なお、第7番や第8番については、最晩年のウィーン・フィルとの演奏の方を、その独特の味わい深さからより上位の名演に掲げたいと考えるが、当該演奏は自我を抑制して、楽曲にのみ語らせる演奏になっているところであり、カラヤンらしさという意味においては、本全集に含まれた演奏の方を採るべきであろう。録音は、従来盤でも十分に満足できる音質であったが、数年前にカラヤン生誕100年を記念して発売されたSHM−CD盤による全集が現時点での最高の音質であったと言える。もっとも、現在ではSHM−CD盤が入手難であるが、カラヤンによる至高の名全集であることもあり、今後はSHM−CD盤の再発売、そして可能であればシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。15 people agree with this review
-




alps | 福島県 | 不明 | 12/October/2010
約30年前、学生のころ発売されたLPレコードは高くて買えませんでした。 今、この値段でこのすばらしい全集が買えるのです。 そしてカラヤンファンの私はやはりすばらしいと思いました。 びっくりしたのは、多くの方が書かれていますが、第5番。 フィナーレのコーダの、本当にすさまじい迫力。 分厚い弦に、ホルン、トランペット、トロンボーンが炸裂し、轟音鳴り響くティンパニ。この押し寄せる音響を聞いて、カラヤンとベルリンフィルのすごさを実感。 ほかの曲も含めて、これと対照的なピアニッシモの美しさ。 これもカラヤンとベルリンフイルならではと。 第5番は、単発では発売されていないので、いずれは単発での発売を期待。 それと、このころ、カラヤンとベルリンフイルのブルックナーの第5番は、NHKFMでライブ録音が放送されていたはずです。 これも素晴らしい演奏だったと記憶しています。 録音したテープをなくしてしまったのが残念。 このCD化、DVD化を希望します。3 people agree with this review
-




ぽっちゃま | 大阪府 | 不明 | 14/November/2009
カラヤンの真骨頂が凝縮された洗練美のブルックナーだ。ブルックナーに造詣の深い方も、初心者の方も、素直に音楽を聴くべき喜びを味わえる全集だ。6 people agree with this review
-




背番号34 | 熊本県 | 不明 | 26/July/2009
これは本当に素晴らしい全集です。食わず嫌いで最近まで損していました。個人的には9番は1966年盤のほうが好きですが、当全集収録の75年盤もかなりの名演だと思います。特に5番、7番、8番は誰にでも薦められる大変な名演です。6 people agree with this review
-




masato | 新潟 | 不明 | 01/March/2009
残念なのは「羽」のジャケットじゃないところぐらいです(他のアルバムも、LPのジャケットは格好良かったのになぁ…何で変えちゃうんだろ…)。“宗教体験”“宗教儀式”として音楽を聴く人は、あまりいないのではないでしょうか…。少なくとも私には音楽に「神の声」は必要ありません。シャイーやヴァントの全集も素晴らしいものですが、豪華絢爛さでは、カラヤンのものが他の追随を許しません。まさしく“最高!”に値する音楽(音響)芸術だと思います。7 people agree with this review
-




顕 | 岐阜県 | 不明 | 03/January/2009
5番と8番の大曲2曲が特に優れた演奏と思う。その中でも8番の3楽章と20分以上かけた、5番の2楽章は飛び抜けて印象的だ。ブルックナーは美しい音楽だと再認識させられた。宇野さんの評論はなるほど!!と思うことが多くて好きだが、こういう演奏を批判するのはちょっと賛成できない。3 people agree with this review
Showing 1 - 15 of 52 items
