MDNA
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madman | 東京都 | 不明 | 28/April/2012
'12年発表。アルバム・タイトルをMDMAと引っかけているのは、Bの詞のドラッグに触れる流れでその名を口にしていることからも確信犯的なものだろう。男に向けてbitchと連発するA、前夫への恨み節を叫ぶGはかなり攻撃的。さらにFには15歳になる娘がコーラスで参加と、彼女のプライベートなところがよぎる場面が多い。エンタメ界の人だなあ、と実感。で、そっちが気になるのは、全体にユーロ寄りの音に新機軸がさほど感じられないせいもある。とはいえ作り自体はさすがで、チアリーディング風の掛け声を入れたマーティン・ソルヴェグの発想や、繊細な音色を響かせるウィリアム・オービットの再起用はいいフックになっている。ここまでの大ベテランとなると、アルバム中にいわゆる捨て曲が多くなってもムリはないのに、本人とソングライター陣によって書かれた曲は、どれにも聴かせどころがしっかりとある。あと今回、マドンナって素敵な声してるなぁと、素直に思った。そこも許してしまえる点。3 people agree with this review
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Rocko | 神奈川県 | 不明 | 29/March/2012
#1・・・“Sorry”のように語り(懺悔)から始まるエレクトロダンスナンバー「Girl Gone Wild」。重低音とシンセでまくし立てれられます。 #2・・・実験的とも思えるバイオレンスナンバー「Gang Bang」はトリガー音に銃声、Bitch!の声が飛び交う、最高にクールな曲。進化版「Revolver」もしくは現代版「Justify My Love」。 #3・・・M・D・N・A・M・D・N・Aとアルバムタイトルをコーラスでループするエレクトロナンバー「I’m Addicted」。前半のアゲに一区切りをつける感じ。 #4・・・キャッチーなPOPナンバー「Turn Up the Radio」。80年代へのオマージュも感じられるようなシングルカット間違いなしの一曲。 #5・・・スーパーボウルハーフタイムショウでポンポン振りながら披露した1stシングル「Give Me All Your Luvin’」。何度聴いても楽しくなる底抜けに明るいお気楽ガーリーソングは癖になること間違いなし。 #6・・・ここ数年のUKエレクトロを王道でいっているようなナンバー「Some Girls」。 #7・・・少しレトロな雰囲気漂う「Superstar」。その名のとおり歴代のスーパースターたちが各所に登場する歌詞は、VOGUEを髣髴とさせる。 #8・・・一転してアメリカっぽい「I Don’t Give A」は、スーパーボウルでも共演したニッキー・ミナージュとのコラボ曲。ニッキー独特なラップと重厚な間奏が現在のアメリカ音楽を感じさせる。 #9・・・ビューティフルストレンジャー?いえいえ、しかしそう思うのも当然。「I’m a Sinner」は同曲を手掛けたウィリアム・オービットの作品。レトロなミドルダンスナンバー。 #10・・・カントリー調なバンジョーで始まる「Love Spent」。ストリングスと重厚なビート、電子音がどんどん重なる美メロ。マドンナの声がとてもうまく融合した一曲。 #11・・・見事ゴールデングローブ賞で楽曲賞を受賞した「Masterpiece」。文句なしのアルバム一美しいバラードは、Ray of Lightのウィリアム・オービットが手掛けた。 #12・・・アルバムの最後を締めくくるのは(本来はこの曲でラスト)もうマドンナのアルバムではお決まりのような、静かで物悲しい曲「Falling Free」。しかしここ数枚のアルバムに比べたらずっとポジティブで癒される、美しいバラード。いつもマドンナのアルバムは攻撃的に始まって踊らせ、最後は心も身体もクールダウンさせる。 ※ボーナストラックで特筆するものは特にないが、あえて選ぶならやはりハーフタイムショウで共演したLMFAOによる「Give Me All Your Luvin’ (feat. LMFAO & Nicki Minaj)Party Rock Remix」。モータウン創設者の息子と孫(!)ふたりによる“おふざけパーティユニット”が、楽しい曲をさらにパワーアップさせてくれています。 アルバム「MDNA」は、マドンナの「レイオブライト」や「コンフェッションズオンアダンスフロアー」がお好きな人には超おススメの作品です!1 people agree with this review
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