Bach, Johann Sebastian (1685-1750)
Goldberg Variations : Keith Jarrett(Cemb)
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音楽オーディオマニア | 不明 | 不明 | 23/June/2012
ゴルトベルク変奏曲のチェンバロ演奏の中で特異な位置を占めるCDである。 まず楽器の音が軽い。おそらく普通の中級ステレオで聴いたならば、高音域は薄さを感じるであろう。もちろん適正なステレオで再生すれば、楽器からの音離れのよいことがわかる。低音域はしっかりとボディのある鳴り方をしているのである。そのボディが再生できる機械ならば、適正なステレオである。 キースの加える装飾は、目立ったギラギラしたものではない。すこしリズムをずらしたり、わからないようにトリルを半分だけかけたり、という微妙なものである。上述の楽器の音の特徴は、この演奏を実現させるために必要な特質だったのである。 リズムは、裏拍にのって腰高。演奏の基本テンポは落ち着いているが、なぜか不安定な印象をのぞかせるのは、やはりバックビートを感覚的に体得している演奏家であることと再認識させられる。 おそらく好みのわかれる演奏であるが、聴く価値のある演奏である。理想は、気分のはれやかなときに1時間一緒に過ごすというスタイルが良い。2 people agree with this review
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くにたち蟄居日記 | INDONESIA | 不明 | 07/September/2009
キース・ジャレットという方を聴くのはこれが初めてである。 ゴルトベルグ変奏曲に関しては 色々な演奏を聴く機会を得ている。グールドの2種類に始まり、ピノック、高橋悠治、武久源造であり 今回はキースの演奏となった。 八ヶ岳で1月に録音されたという。バッハの音楽は 寒い気候が似合っていると普段から思っているだけに 聞いていて 冬の長野を想わせるものがかすかに有ったように感じた。 それは 現在 熱帯に住んでいるから感じる 一種のノスタルジーなのかもしれない。しかし 音楽には時として そういうイメージ喚起力がある。それも音楽の威力であり魅力だ。 このゴルトベルグは 丁寧に演奏されている。奏者がバッハを尊敬していることがひしひしと伝わってくる。「尊敬される音楽家」と考えてみることが正しいかどうかわからないが もし それでアンケートでも取ったとしたら バッハは相当上位に来るだろうし 一位に輝く可能性も高いと思う。 バッハを聴くことは 今なお 新鮮だ。そうして その鮮度は あと2−3世紀たっても変わらないと僕は考えている。24世紀にも 同じようにゴルトベルグに挑戦する演奏家がおり それに聴き入る聴衆がいる。そう考えることに 何か安らぎすら感じた。7 people agree with this review
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