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Brahms (1833-1897)

CD "Viola Sonatas Nos.1, 2 : Kashkashian(Va)R.Levin(P)"

"Viola Sonatas Nos.1, 2 : Kashkashian(Va)R.Levin(P)"

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  14/December/2018

    なぜ忘れていたのだろう クラリネットもいいがヴィオラもあったことを忘れていた いやいやブラームスという”音楽”を忘れることはないけれど つい疎遠になる雰囲気を醸しているのがブラームスだ 聴けば心に語りかけてこないことがない音楽は優しさや愛らしささえ蔵している それが気安く側に置けない存在感を感じさせずにいない 気にはなるが声が掛けづらいそんな友人をあなたは持っていないだろうか 当にブラームスがそれだ だから このソナタにカシャカシャ否カシュカシアンの演奏があることにも思い当たらなかった カシュカシアンのファンなのに滅多に聴こうとしない ブラームスと同じだ その音楽を愛でたいほどに共感しているのについつい近づかない もう20年も前の録音なのにほったらかしにしてしまった 聴けば そうこうだね こうで有らねばならない奏でが流れ込んでくる心を抱えて わたしは陶酔し覚醒し愛しく寂しい これがブラームスだった もしまだなら あなたも如何  

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    lightnin  |  青森県  |  不明  |  19/January/2017

    ヨゼフ・スークとヤン・パネンカの演奏を愛聴してきましたが、こちらの演奏のほうがとても自然体で、聴きづかれせず何度でも聞ける美しい演奏だと思いました。カシュカシアンの決して出張ることのない流れるような美しい弾き方、レヴィンの歌うようなきれいな音色、ヴィオラ・ソナタというよりヴィオラ、ピアノ二重奏曲といった感じを受けます。曲も哀愁を帯びた息の長いブラームスらしいメロディーライン、魅了されています。

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  01/December/2013

     実に内省的で深い呼吸で聴かせるCDだと思う。艶とか華麗さは皆無、でも渋さのみというわけではない。日本のわびさびにも通じているようにも感じる。例として、黒楽茶碗がただ黒いのではなく、いろいろな色や風景を連想させるのと同じことではないだろうか。       発売当時すぐに購入し聴き続けているがいまだにその魅力が色あせることが無い。クラリネット・ソナタが元曲で、クラリネット(奏者との邂逅)がインスピレーションの源泉だが、これを聴くとはじめからヴィオラのために創られたのではないかという素晴しい響き。この盤のあとバシュメットによるCDを購入したが華麗すぎてうまく曲に入り込めなかった。聴く人の好みもあろうが、ブラームスらしいCDとしてカシュカシアン&レヴィンの盤をお勧めしたい。

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    アーノンクール  |  岡山県  |  不明  |  24/January/2010

    この2曲はクラリネットでも演奏されますが、ヴィオラによるものでは、このCDとヴェロニカ・ハーゲンのによる演奏(DG)が双壁と言えるでしょう。真摯で奥行きのある表現によってブラームス晩年の渋く憧れに満ちた抒情が余すところなく表現されています。第一番の第二楽章「アンダンテ・ウン・ポコ・アダージョ」を聴いてみてください。どこに向かうのかわからないメロディは「灰色の真珠」のような不思議な魅力を秘めています。このような音楽を残してくれたブラームスに心から感謝したい気持ちになります。

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