Piano Concerto, 19, 23, Aria: Grimaud(P)/ Bavarian Radio Co M.erdmann(S)
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TKOクラシック | 神奈川県 | 不明 | 28/January/2012
ハードカヴァーブック仕様が豪華な感じてよいです。今までのモーツァルトのイメージで聴くとだめです。グリモーワールドです。19番・23番とも最後に拍手が入れます。23番の方が美しく気に入りました。DVDはプロモーションビデオ、予告編のようで、グリモーのインタビュー(字幕はなしです)や森林の風景、演奏の一部のようすが映っています。おまけ程度です。 美しいジャケに負け?★5としました。1 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 30/December/2011
昨今においてますます進境著しいエレーヌ・グリモーであるが、意外にもモーツァルトの楽曲については殆ど録音を行っていない。ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番を2度も録音していることなどに鑑みれば、実に不思議なことであると言えるだろう。本盤におさめられたモーツァルトのピアノ協奏曲第19番及び第23番についても、グリモーによるモーツァルトのピアノ協奏曲初の録音であるのみならず、モーツァルトの楽曲としても、ピアノ・ソナタ第8番の演奏(2010年)以来、2度目の録音ということになる。ピアノ・ソナタ第8番については、モーツァルトを殆ど演奏していないグルモーだけに、他のピアニストによる演奏とはまるで異なる、いわゆる崩した個性的な演奏を繰り広げていたが、グリモーの心の込め方が尋常ならざるレベルに達しているため、非常に説得力のある名演に仕上がっていたところだ。それだけに、本盤のピアノ協奏曲においても、前述のピアノ・ソナタ第8番の演奏で聴かれたような超個性的な表現を期待したのであるが、見事に肩透かしを喰わされてしまった。カデンツァにおける即興性溢れる演奏には、そうした個性の片鱗は感じさせるものの、演奏全体の基本的なアプローチとしては、グリモーはオーソドックスな演奏に徹しているとさえ言えるところだ。グリモーのピアノ演奏は、ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番を得意のレパートリーとしていることからも伺い知ることができるように、力強い打鍵から繊細な抒情に至るまで、表現の起伏の幅が桁外れに広いスケールの大きさを特徴としていると言える。とりわけ、力強い打鍵は、男性ピアニスト顔負けの強靭さを誇っているとさえ言えるところである。ところが、本演奏においては、モーツァルトのピアノ協奏曲だけに、むしろ、楽曲の随所に盛り込まれた繊細な抒情に満ち溢れた名旋律の数々を、女流ピアニストならではの清澄な美しさを保ちつつ心を込めて歌い抜くことに主眼を置いているように思われる。そして、モーツァルトの楽曲に特有の、各旋律の端々から滲み出してくる独特の寂寥感の描出についてもいささかも不足はないと言える。加えて、グリモーが素晴らしいのは、これは濃厚な表情づけを行ったピアノ・ソナタ第8番の演奏の場合と同様であるが、感情移入のあまり感傷的で陳腐なロマンティシズムに陥るということは薬にしたくもなく、どこをとっても格調の高さを失っていない点であると考えられる。このように、本盤の演奏は総じてオーソドックスな様相の演奏であるとは言えるが、前述のような繊細にして清澄な美しさ、そしていささかも格調の高さを失うことがない心の込め方など、グリモーならではの美質も随所に盛り込まれており、バイエルン放送室内管弦楽団による好パフォーマンスも相まって、正に珠玉の名演に仕上がっていると高く評価したいと考える。併録のレチタティーヴォ「どうしてあなたが忘れられるでしょうか?」とアリア「心配しなくともよいのです、愛する人よ」については、グリモーの透明感溢れる美しいピアノ演奏と、モイツァ・エルトマンの美声が相まった美しさの極みとも言うべき素晴らしい名演だ。音質についても、2011年のライヴ録音であるとともに、ピアノとの相性抜群のSHM−CD盤での発売であることから、グリモーのピアノタッチがより鮮明に再現されるなど、申し分のないものであると高く評価したい。4 people agree with this review
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アーノンクール | 岡山県 | 不明 | 18/November/2011
強靭な左手で立体的に造形されるピアノによって今までに聴き慣れていた協奏曲に新しい光が当てられています。K488では、センチメンタリズムのかけらもないアダージョの沈潜と続くアレグロ・アッサイの躍動感の対比が見事で、モーツァルトの音楽の広がりを堪能できます。K505はテレサ・ベルガンサ(華麗!)とキリ・テ・カナワ(優雅!)の名演がありますが、エルトマンの若く輝く声は、グリモ―の水晶のようなピアノとあいまって、実に魅力的です。このコンサートアリアの最高傑作(の一つ)に新たな名演が誕生したと言えるでしょう。1 people agree with this review
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 07/November/2011
DG移籍後、意欲的なアルバムを次々に出しているグリモー。リストのロ短調ソナタほかによる「レゾナンス」も良かったが、聴き手をねじふせるような技巧の持ち主ではないだけに、この種の超絶技巧曲ではいまひとつ、食い足りなさが残った。しかし今回のモーツァルト・ピアノ協奏曲集は文句なしの出来ばえ。非常に編成の小さなオケ(限定盤のオマケDVDで見ると十数名であることが分かる)を弾き振りしているが、繊細かつ自発性の高い、生気あふれる演奏になっている。オケも含めてピリオド・スタイルを踏まえているのは明らかだが、緩徐楽章での旋律装飾は行わず、楽器はもちろんモダンだし、必要とあれば弦楽器もたっぷりヴィブラートをかける。特に第23番の第2楽章はかなり遅めのテンポで非常にロマンティックな音楽になっている。終わり近くの弦の伴奏も旧全集版通りのピツィカート。一方、両協奏曲とも終楽章は速いテンポで溌剌たる演奏(2曲とも最後に拍手あり)。第23番第1楽章では、ホロヴィッツが弾いていたのと同じブゾーニのカデンツァを採用。協奏曲の間にはさまれたk.505のコンサート・アリアも実にいいコントラストになっている。3 people agree with this review
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