Complete Symphonies : Zinman / Zurich Tonhalle Orchestra (3CD)
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ダルマ人間 | 茨城県 | 不明 | 20/October/2012
ジャケットが少し変わっていて、プレゼントにしたら喜ばれそうな絵本風。ただちょっとディスクが取り出しにくく、傷つきそうで怖い。さて内容だが、この人の「音楽家」としてのポジションがよくわかるが、昨今の録音水準を考えるとやや中途半端に感じてしまった。カップリングはなし。チクルスを一気に録音するのは商業上最近では普通ではあれど、それでもじっくりやり込んで新機軸を打ち出すという類のものではないし、ものすごく録音が良質という程でもない。ブラームスは古典的と捉えられがちで、ここでも古楽アプローチをとるのかと思いきや、違う。ブラームスをロマン派として捉えた上で、(マーラーでもそうだったが)エゴを抑えてインテンポで気持ちはやめに、停滞しないようさらさら音楽を流していく解釈は一般的な演奏と比するとかなり肩透かしを食らうかもしれない。特に1番2番に顕著だがタメらしいタメもなく非常にあっさり、自然体。こじんまりしていて(誤解を招く言い方だが)まるで英国音楽のような、音楽に没入しすぎない、濃淡の差をとりすぎないスタイル。変な力み皆無の脱力系。ことさら構築的ともシンフォニックとも感じないが音響現象としてはなかなか美味い。4番が一番感情的で肩に力が入っている(それでも煽りやケレンは丁寧に排除されている)。ニュートラルに振舞うことで、ブラームスの交響曲を崇高なドイツ的神棚から降ろし、誇張気味の巨大なイメージや、あるいはまたそのアンチテーゼとしての新古典というイメージを避ける狙いはよくわかる。ただちょっとまとめすぎてしまってもう少し面白みがあってもいい気がした。他レビューにもあるように弦楽器は滑らかで確かに心地良いのだが、微温的すぎるという人もいるだろうし、個人的にはVnがときおり鼻につくのがひっかかる。繰り返し聴いていると、ひけらかしのない歌心がすっと馴染んでくる。心揺さぶるのではなく、心を潤すブラームス。聴いていて、ブラームスの自己憐憫ではなく素直な寂しさが伝わってくる。彼のマーラーが気に入った人はこちらもお気に召すのではないかと思う。コンサートとしては満足できるものだが商業録音として残すにはちょっとウリが少ないかも。4 people agree with this review
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フルシチョフ | 東京都 | 不明 | 10/April/2012
ジンマンは古典派では刺激的な演奏が多いが、時代が下るにつれ大人しい演奏になる気がする。これはその中間で、刺激的でもなく、かといって退屈でもなく、至って普通。中庸だ。もちろん巨匠の年齢に達した指揮者ならではの深みがあるが、かといってジンマンに期待するのはこれではなかろう、という気もする。4 people agree with this review
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