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Mahler (1860-1911)

SACD Symphony No, 9, : Gergiev / London Symphony Orchestra

Symphony No, 9, : Gergiev / London Symphony Orchestra

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  • ★★★☆☆ 

    MISPRISIONER  |  東京都  |  不明  |  31/March/2012

    最後までゲルギエフのマーラーシリーズを聴いてきた全体的な印象は、「ゲルギエフにマーラーは不向き」ということ。それまでのマーラー演奏像を覆してくれた演奏には、インバル、レヴァイン、ギーレン、マーツァル、最近ではジンマンの秀逸な全集あるが、ゲルギエフとロンドン響の演奏には、どこか共感し難いアウラが存在している。ゲルギエフのマーラー演奏は、あまり細かいところに拘泥(こうでい)せず、流れを大きく捉えて淡々と進行していく姿勢や、多くの箇所で室内楽的な質を獲得しているのは良いのだが、そうした解釈が、内的緊張と劇的構成に欠けた肥大した荒っぽいオーケストラによって台無しにされているのは、ひとえに指揮者の責任が大きいといえよう。これはいつものことだが、それはゲルギエフが、楽曲に対する自らの「本能的な理解」に信を置きすぎた結果だ。私には、ゲルギエフが、マーラーのスコアを本当に直感的に把握できるまで録音を待つべきだったと結論せざるを得ない。そう、ジンマンやチョン・ミョンフンのように・・・。また、NHKホールに匹敵するバービカンの劣悪な音響が、演奏自体の評価を下げる悪いスパイスになっているのもいつものことだ。SACDになって、それがより鮮明に表に出る結果となってしまったのは皮肉だが、ロンドン響は本拠地をバービカンに置いている限り、世界的なオーケストラにはなれないだろう。特にティンパニの下品な打音は、鳴りの悪いホール故の”あがき”であり、オーケストラの音の、ゲルギエフのマーラー解釈との方向性の不一致を助長する最大の要因となっていることはもっと重大に受け止めて欲しいところだ。

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