(Schoenberg)Piano Quartet No, 1, Schoenberg Chamber Symphony No, 1, etc : Rattle / Berlin Philharmonic
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 03/November/2011
近代音楽を得意としているラトルは本盤シェーンベルク関連の作品を以前にも録音しております。決してまだまだポピュラーとは思われない作品への彼の姿勢たるや大したものでこの辺りがBPOメンバーを引っ張っていく力ともなっているのでは・・・。収録曲の内ブラームス/シェーンベルク編曲のピアノ四重奏曲第1番をFMで聴きましたのでその感想、関係情報をメモする次第です。BPOを振っての2009年ラトル54歳の時のライブ録音て゜演奏タイムは@14’04A8’37B10’35C9’05と前回録音分・・・1984年バーミンガムSOを振った演奏のトータルタイム42’22と殆ど同じでブレはありませんが四半世紀の経過とオーケストラの違いは歴然らしいです。周知の様にこの曲はあの大指揮者クレンペラーがシェーンベルクに編曲をすすめたものでまだ数としては多くない録音盤ででも初演者クレンペラー自身指揮LAPOの1938年?録音分が以前は販売されていました。それだけまだ演奏開発途上のこの曲だからこそラトルは慣例や常道に縛られずノビノビとその冴えた腕で聴かせ上手を発揮しております。若き頃のブラームスのやや屈託感ある音楽の魅力とシェーンベルクのオーケストレーションとの融合はブラームスの交響曲が一つ増えた様な充実した世界を繰り広げております。第1楽章、何か始まるぞといった雰囲気で次々様々な楽器が参加して行きピアノのパートを弦中心に代わって動き初めは若干勝手違いというかピアノの打楽器的「キレ」要素が無い処に曲として戸惑いを覚えたのも事実ですがこの楽章が沈うつの内に締まり楽章が進むにつれ管弦楽の醍醐味発揮が分かりかけると一応室内楽で覚え知っている展開の変化球が楽しみになって来ます。ピアノ版とオーケストラ版のハンガリー舞曲的な対比的な処も味わえます。第3楽章中ほどのマーチに続いて後段の高揚もオーケストレーションの妙味が発揮されております。最終楽章の中ほどややセンチメンタルなテーマな処は私などはこの哀愁ある楽章をBGMに使っていた仏映画 ミシェル・ブラン, サンドリーヌ・ ボネール出演「仕立て屋の恋」を思い出し本盤演奏の弦での運びは更に情感的になった次第です。この編曲ではブラームスの曲では余り聴けない第2楽章におけるチェレスタ?、第3楽章でのシンバルや最終楽章のシロフォン?も効果的に扱われています。全体的にはシェーンベルク色よりブラームス色が濃くBPOの卓越した技量のほどと響きの重厚さを聴き知れます。私は残念ながら同年録音のシェーンベルク「映画の一場面への伴奏音楽」(タイム9’14)及び室内交響曲第1番(同@4’57A6’44B7’10C3’07)は聴いておりませんが後者はラトルに矢張り先行盤があるらしいですね。私の聴いていない曲については既に投稿された諸兄のレビューを参考にされたら充分かと思いますが★一つ保留させていただきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)1 people agree with this review
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