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Mahler (1860-1911)

CD Complete Symphonies : Abbado / Chicago Symphony Orchestra, Vienna Philharmonic, Berlin Philharmonic (12CD)

Complete Symphonies : Abbado / Chicago Symphony Orchestra, Vienna Philharmonic, Berlin Philharmonic (12CD)

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  • ★★★★★ 

    Bartokian  |  東京都  |  不明  |  25/March/2023

    交響曲第6番についてレビューします(評価の星もこの曲の演奏に対してです)。現時点では、シカゴ交響楽団とのこの録音(シカゴ、オーケストラ・ホール、1979年2月&1980年2月)は、このマーラー全集と最近出たDGアバド全集でしか入手できないようですね。なんとアバド&シカゴ響の8枚組セットからは省かれていて、単発でも手に入らない(シカゴ響との1, 2, 5, 7番は廉価盤で出ているのに)という、「みにくいアヒルの子」扱いの可哀想な6番。ここのレビューでも必ずしも好意的に取られてはいないとお見受けします。アナログの録音はパッとしませんね(管に比べて弦、とりわけ第1楽章のヴァイオリンの音が引っ込み気味)。私はこの演奏を、基本的に感情を表出することを目的としたものと受け止めています。もちろんアバドらしく抑制し、構造を冷静に捉えた上での感情表出なのですが、たとえば第3楽章(アンダンテ)の中間部後半の高揚する箇所での恐ろしいまでの盛り上がりはどうでしょうか。第1楽章では、再現部で第1主題が回帰してからの音の張り詰め方。そこまでの抑制はここからコーダへ向かうクライマックスのためだったとわかります。そして、まさにコーダがこの録音の白眉です。ppからffに移る箇所(第382小節、練習番号37冒頭)のシカゴ響の金管(ホルン、トロンボーン、バスチューバ)の均一で強靭な響きを聴くと、一体これほどマーラーを演奏するのに適した金管隊が地上に他に存在するのだろうか、という心持ちになります。また、コーダ終結部(第473小節、練習番号45の直前)のリタルダンドがかかったffのトゥッティの「エモい」響きといったら! 音響として輝かしいばかりでなく、この交響曲全体のエモーションをこの1小節に集約したかのような表現です。1970年代終わりのアバドが打ち立てた金字塔と言ってもいいでしょう。アバド全集で再聴しましたが、ジャケットがLP初出時の「孔雀の羽根」モティーフの色調を忠実に再現していてホッコリしました。なお、ブックレット・ジャケット裏のトラックリストは誤ってアンダンテ→スケルツォの順に記載しています。実際には、初出時と同じくスケルツォ→アンダンテの順の収録です。

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  • ★★★★★ 

    古き良き時代  |  大阪府  |  不明  |  22/January/2020

    アバドの二回目のベルリン(復活を除く)全集とどちらをとるのかは趣味の問題だと思います。(1番や8盤など一部に重複する曲もありますね) どっしりとした知的な分析的演奏ならこの一回目、切り詰められたような切羽詰まった演奏なら二回目でしょうか。 録音状態は二回目に比べて全く遜色ないのは、「さすがDGだ」と思いました。 唯一、復活はウイーンより更に以前のシカゴとのアナログ・スタジオ録音を採用してほしかったと思います。メータ・ウイーンの復活と並ぶ(これもアナログ・スタジオ録音)歴史的名演です。 アバドを聴けば、一部の熱狂的ファンには叱られそうですが、バーンスタインは何ともキワモノと感じてしまいます。(このキワモノが良いといわれる方が多いのは十分承知しております)

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  • ★★★★★ 

    司那夫金  |  所在地  |  不明  |  21/October/2012

    マーラー交響曲全集としては、内容もだが録音史上の価値から言っても、バーンスタインの全集に次ぐ偉大なものであることに異論を挟む余地はない。その上で敢えて2点 モノ申すなら、@1番2番5番をシカゴ響盤にすべきだったと言えるだろう。それでも2番はシカゴ響盤の解釈にかなり近いから許せる(録音がデヂタルだからこちらにしたのか?)のだが、アバドがベルリンpoと再録音し始めたチクルスは、表現しようとする世界が旧盤とは全く別物なので、このラインナップでは全集としての意味がない。A6番だけははっきり言って推薦に値しない。ただあの時代のアバドスタイルでこの曲を演奏すれば、確かにこのような解釈になるのだろう。そういう意味でも、「6番を犠牲にしてまで貫き通した、当時のアバドの美質優先の解釈による偉大なマーラー全集」と言える分、やはり@に記した1番5番のチョイスは残念でならない。

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  • ★★★★★ 

    KEF205  |  山口県  |  不明  |  02/June/2010

    全体的に見通しのよい演奏。マーラー入門にはお勧めです。バースタインほどドロドロせず、ブーレーズほどクールではなくといったところでしょうか。

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  • ★★★★★ 

    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  31/August/2009

    いまどき15,000円もするマーラー全集なんて バブリー過ぎる時代かもしれない。 でもそれだけの価値は充分にある。 とりわけシカゴ響との録音は マーラー史の時代を変えた、マーラーファン必聴の名演である。

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  • ★★★★★ 

    スナフキン  |  ムーミン谷  |  不明  |  14/December/2008

    確かに統一感は欠けるが、「美味しいとこ取り」が必ずしも悪いとは思えない。ただ2番『復活』だけが極端に気圧が低いのは何故だろう。それに8番9番などには収録されていない演奏後の拍手が2番に入っているというのも統一感に欠く。この2番だけは、間違いなくシカゴ響にしておくべきだっただろう。とりあえず他が素晴らしすぎるので、一箇所の汚点は眼をつぶり「最高」にしました。

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  • ★★★★★ 

    えびさん  |  能代市  |  不明  |  13/November/2008

    abbadon, tochigiさんにほぼ全面的に賛成! やっぱ良し悪しは好みを越えて共通するものなのですね。 相違点が2点あるとすれば,@9番はウィーンpoの方が明らかに上に思われますが… A3曲選択がおかしいだけで「いまいち」はキツ過ぎなのでは?

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  • ★★★★★ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  15/May/2006

    もうBPOを主体に(2番のみルツェルン)10番以外の全部が新録音で揃ってしまいましたね。結果的には聞き比べの楽しみがあるので構いませんが、この旧セットを買って、後の新録音は単品で…という事になるのでしょう。シカゴの6番は今このセットでしか聴けないのでは? 全体に新録の方がより豊かな雰囲気と余裕がありますが、2,3,4,6番は旧録の方では鮮烈さと勢いのある表現意欲が魅力となっています。バーンスタインやベルティーニと比べては色々意見も出るでしょうが、小澤・マゼール盤とは格の違う素晴らしい演奏が聴けます。

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  • ★★★★★ 

    狸谷山  |  京都  |  不明  |  30/April/2005

    そこにあるのは思想でも作曲家の人生でもない、音楽そのもの。かの安永氏がリハーサルの時に、楽曲の背景を説明するように助言した次の日、アバドはCDの解説書を掲示したという。彼が目指しているのはまさにサウンド。レニーの濃さも良い。テンシュテットの狂気も良い。でも長く繰り返し聞けるのはこの全集だと思う。 でももうすぐ新録音に差し替えられそう。

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  • ★★★★★ 

    naminchu  |  Tokyo  |  不明  |  01/December/2002

    アバドのマーラーはぎすぎすしたところのない穏やかな音色と、気持ちのッフィットしたテンポで、マーラーの起伏の激しい音楽を支えていて、稀有の存在。これだけは手ばなしたくないという全集である。

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