The Enchantress: Provatorov / Moscow Radio Symphony Orchestra, etc (Stereo)(3CD)
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MISPRISIONER | 東京都 | 不明 | 05/December/2011
《チャロデイカ》は、《スペードの女王》の一つ前、チャイコフスキーの最後から数えて3つ目に当たる、交響曲第5番の前年に初演された、作曲者円熟期のオペラ。ロシア語の《Чародейка》(チャラヂェーイカ)は、「魔法使い(の女)」という意味もあるが、それよりも「魅惑的な女性」という意味で用いられることが圧倒的に多い。本編に登場する”魔法使い”は、原作にはなく、チャイコフスキーによるオリジナル・キャラクター。古くはサモスード指揮モスクワ・フィルによるモノラル盤(50年代中頃の録音)があったが、あまり聴かれず、《チャロデイカ》といったら、もっぱら、77年に録音された本盤で聴かれることが多いようだ。いわば、本家メロディアによる待望のCD化ということができよう。プロヴァトロフとモスクワ放送響は、十分にロシア的でありながら、ロシア特有のある種の泥臭さ、あるいは粗野な肌触りと決別している点で、ローカル色に溺れぬ気品と節度を持って、説得力ある演奏を聴かせてくれる。しかし、チャイコフスキーのテコ入れも虚しく、原作のストーリィの弱さは否定できるものではなく、オペラとしての完成度がイマイチなのが残念だ(初演時も、一週間で客数は半減したと伝えられている)。演奏でもっと面白く聴かせようとすることは出来そうで、伸びしろアリということで、評価は星4つに止めた。0 people agree with this review
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 26/August/2011
歌劇『魔女』といってもおとぎ話ではない。 魔法使いは登場するものの、若く美しい未亡人に「魔女」というあだながついていることから作品のタイトルがきている。 男を惑わすという意味での魔女だが、あくまで女性の視点からみた悪女が主人公になっている。 この作品にはかなりロシア的な香りが漂っている。(ロシアの中でも地方都市‐ニジニ・ノブゴロドの香りだ。) 民謡もあればフィナーレでは死を悼むロシア正教の音楽のようなものまで入ってきて音楽的に変化が多い。 演奏も素晴らしい。 チャイコフスキイの歌劇では異色かもしれないが、『オネーギン』、『スペードの女王』に並ぶ作品といえる。1 people agree with this review
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