Falstaff: Karajan / Vpo Taddei Kabaivanska Panerai Perry Araiza
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TOCHIPAPA | 広島県 | 不明 | 28/December/2022
2001年のムーティとマエストリのDVDで満足していましたが、77年Staats Operのトロバトーレ、84年ザルツブルグの薔薇の騎士、87年ドン・ジョバンニに比べて、当時、ベルリン・フィルとうまくいってなかったにしても、ブラームスやベートーベンの重厚な録音を残し、ウィーンフィルとも、チャイコフスキーを慣らしまくっていた、あの「大カラヤン」が、音楽的にも地味(と私は思うのです)なこのファルスタッフをどう料理したのか、目が(というか耳が)離せないBDでした。 カラヤン74歳、企画段階は70歳くらいでしょう。ベーム86歳、マタチッチ85歳、往年の大指揮者が世を去ったのを見て、ヴェルディ最後の作品を選んだのであろう、とも思えず、しかし、カラヤンでなければ出せない味、が随所にあるような気がいたします。 一発目のTuttiを振りおろす瞬間の映像だけで、生涯忘れられないであろう感動をおぼえました。たしかにカラヤンらしい重厚な音楽ですけど、そこに居た全員が、「そうでなくてはならない」と思いながら演じたのだと思います。喜劇なのになんだか、泣けてくるんですよね。0 people agree with this review
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 09/March/2021
カラヤン指揮によるオペラの録音は幾つか聴いているが、映像は数本しか観たことがなかった。 この『ファルスタッフ』を観て、改めてカラヤンの素晴らしさを思い知った。 そして、ザルツブルク音楽祭にかけるカラヤンのこだわりと最高の舞台を創りあげるという意気込みが感じられた。 舞台美術はシェークスピアの世界をみごとに表していて、舞台セット・小道具・衣装にいたるまでとても凝っている。制作費がかかっていてとても豪華だ。 歌手の音楽的なレベルはもちろん、演技力も素晴らしい。 特にタイトルロールのジュゼッペ・タディは動作から目の演技までファルスタッフになりきっている。まるで役者のよう。それでいてこれだけ難しいファルスタッフの音楽を見事に歌いきっている。 個人的に気になったのはカイウスを歌うピエロ・デ・パルマ。オペラの録音に多く参加しており、名前と声は以前から良く知っていたが、今回初めてその姿を観る事が出来た。名脇役と言われているが、なるほど演技もしっかりしている。 フィナーレは合唱団やバレエ団も参加して華やかに幕を閉じ、ハッピーエンドなのだが、人生について考えさせられるところもある。 カラヤンの演出は音楽に合わせた振りなどがあり、演劇的であると共に音楽的な裏付けのあるものだ。1 people agree with this review
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 21/March/2014
練達の名歌手を揃え、カラヤンとウィーンフィルが力強くも闊達に演奏しきった見事な「ファルスタッフ」の公演。当日実際に劇場にいた方々は幸せですね、とうらやんでしまいます。でもこうしてヴィデオでその幸せにご相伴できる我々もまたそれなりに幸せでありましょう。30年以上前の収録なので、さすがに画面は色あせてきていますが、許容範囲。録音は優秀。お楽しみいただけるかと思います。3 people agree with this review
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山葵 | 神奈川県 | 不明 | 04/April/2010
1980年録音のカラヤン・ウィーンフィルのファルスタッフCDとほぼ同じメンバー。スタジオ収録であるCDの方が当然完成度や音質は優れているが、2年後に収録されたこのDVDも同じような素晴らしい演奏。 純音楽よりもオペラが本職のカラヤンだと思い知らされるファルスタッフです。1 people agree with this review
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オペラ万歳 | 横浜 | 不明 | 17/March/2006
カラヤンの演奏は、ジュリーニとともに、この歌劇が単なる喜劇でなく、人生を達観したような意味深さ、重さをもっていることを、本当に分からせてくれます。タディをはじめとするキャスティングも、その路線として最高。オーケストラの扱いの微妙さ、伸びやかさや迫力は、やはりジュリーニよりもカラヤンの方が数段上という感じです。2 people agree with this review
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michael_hiro | 東京 | 不明 | 25/December/2005
何よりもクリスタ・ルートヴィッヒの芸域の広さに舌を巻きます。リートでしみじみと歌っているかと思うと、リングでフリッカを、そしてファルスタッフではクイックリー夫人を。。。 肝心のタッディは、カラヤンの演奏もあってか、少々重た過ぎの感も。 カラヤンの演出・演奏は、ファルスタッフにしては少々豪華すぎて、軽みに欠けるような気もします。 もう少し若い頃に収録していれば、もっと違うファルスタッフを見ることができたかも、ですが、さすがにオペラ指揮者カラヤンは、ヴェルディの音を荘重に演奏してくれます。1 people agree with this review
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たか | 東京 | 不明 | 29/October/2005
カラヤンもこの頃はまだまだ元気。名歌手ぞろいのアンサンブルも最高だが、録音が声とオケのバランスがイマイチで声が引っ込みがち。残念。この劇場は左右にやたら広いのでライブで収録するのはなかなか難しいようだ。このため同じキャストのCDも手放せない.....3 people agree with this review
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pcpp | 愛知県 豊橋市 | 不明 | 12/March/2005
CDを含めてキャスティングと演奏の質を考えればトスカニーニがどうしてもダントツ。 だが、映像作品となるとやはりカラヤンか、未だムーティを見ていないのでトップとは言えないが現在のマイベストであり、第一幕の演出は見事で、タディ扮するファルスタッフも素晴らしい0 people agree with this review
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