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Wagner (1813-1883)

CD Der Ring Des Nibelungen: Furtwangler / Rai Rome So F.frantz Modl

Der Ring Des Nibelungen: Furtwangler / Rai Rome So F.frantz Modl

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Showing 1 - 15 of 24 items

  • ★★★★★ 

    wilhelm  |  埼玉県  |  不明  |  10/November/2010

    日本ではあの評論家の影響か、フルトヴェングラーがヴァーグナーに向いていないというような意見が時折散見されるが、まったく珍妙な話だ。フルトヴェングラーほどヴァーグナーの音楽を抉り出した指揮者は他にいない。リヒテルが「同じ音楽とはとても思えません」と感嘆したように、この指環も作品の深部を表現し尽くしている。まさにドラマ・ムジークだ。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  10/October/2011

    フルトヴェングラーによるワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」の録音としては、本演奏(1953年のいわゆるローマ盤)と1950年に録音されたミラノ・スカラ座歌劇場管弦楽団ほかとの演奏(いわゆるミラノ盤)の2点が掲げられる。このうち、ミラノ盤については、演奏としては極めてドラマティックで壮絶な名演であり、フラグスタートがブリュンヒルデ役をつとめるなど歌手陣は豪華ではあるが、録音状態が劣悪で、よほどの忍耐力がないと最後まで聴きとおすのがつらい音質であると言わざるを得ない。これに対して、本ローマ盤は、音質がミラノ盤よりも比較的良好であるとともに、歌手陣も錚々たる顔ぶれが揃っていること、そしてオーケストラが、フルトヴェングラーの下で何度も演奏を行っていたイタリア放送交響楽団(RAIローマ交響楽団)であることなど、ミラノ盤と比較するとよりよい条件が揃っていると言えるところであり、遺された2つの録音を総体として評価すれば、本ローマ盤をフルトヴェングラーによる楽劇「ニーベルングの指環」の代表盤とするのにいささかも躊躇するものではない。本ローマ盤は、これまで様々なレーベルによってリマスタリングやLPからの板おこしなどが繰り返し行われてきたが、ミラノ盤よりは良好な音質とは言え、必ずしも満足できる音質とは言い難いものであったと言える。しかしながら、今般、ついにEMIがSACD化に踏み切ったのは歴史的な快挙とも言えるものであり、これまでの高音質化の取組の究極の到達点とも言えるだろう。それにしても、素晴らしい音質に蘇ったと言える。もちろん最新録音のようにはいっていないが、各歌手陣の歌唱も比較的鮮明に聴き取ることができるようになったと言えるし、それ以上に、これまでは団子のような音塊に成り下がっていたオーケストラ演奏が見違えるようなクリアな音質に生まれ変わったことにより、フルトヴェングラーの至芸を大いに満喫することが可能になった意義は極めて大きいと言わざるを得ない。それにしても、フルトヴェングラーによる楽劇「ニーベルングの指環」の全曲演奏を、このような良好な音質で聴ける日が訪れるとはいまだかつて夢想だにもしなかったところであり、私としても長年の渇きを癒すものとして深い感慨を覚えたところだ。演奏内容は、言わずと知れた不朽の超名演だ。とある影響力のある某音楽評論家が、フルトヴェングラーによるワーグナー演奏をスケールが小さいなどと酷評しているようであるが、氏は一体何を聴いてそのような判断を下しているのであろうか。本演奏の悠揚迫らぬ確かな歩みと同時に、テンポの振幅を効果的に駆使した圧倒的なドラマ性、そして各登場人物の深層心理に鋭く切り込んでいくような彫の深い深遠な音楽は、ワーグナーの壮麗かつドラマティックな音楽を完璧に音化し尽くしており、神々しささえ感じさせるほどの崇高さを誇っていると言えるところだ。これで、もう少し音質が優れていたとすれば、間違いなく、ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」の全曲演奏史上最高の名演の玉座を勝ち取ったことも十分に考えられると言っても過言ではあるまい。歌手陣も、さすがは巨匠フルトヴェングラーがキャスティングしただけあって豪華の極みであり、ジークフリート役のルートヴィヒ・ズートハウス、ブリュンヒルデ役のマルタ・メードル、ローゲ役やジークムント役のヴォルフガング・ヴィントガッセン、そしてミーメ役のユリウス・パツァークなど、フルトヴェングラーの渾身の指揮とともに、これ以上は求め得ないような最高の歌唱を披露しているのが素晴らしい。イタリア放送交響楽団も、フルトヴェングラーの確かな統率の下、ドイツ風の重厚な名演奏を繰り広げているのを高く評価したい。

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  • ★★★★★ 

    マラ3マニア  |  東京都  |  不明  |  27/November/2011

    これはびっくり。音質大改善。今までのモコモコとした霧が取られ非常に鮮明な音。 結末に向かって徐々に熱を帯びて来て、リングの魔の渦に引き入れるフルトヴェングラーの指揮には脱帽するしかない。 この演奏を、「スケールが小さい」だとか「ワーグナーの本質を捉えていない」だの 散々酷評していた某評論家は、日本のクラシックファンに変な誤解と偏見を与えた事をどう説明するつもりだ!

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  • ★★★★★ 

    トラトラトラ  |  佐賀県  |  不明  |  04/December/2010

    音がバンバンというかバリバリ鳴りまくる演奏です。歌手は、バリバリ歌い。オケもばっちり立った音を鳴らしています。緩急というのがあまりなく、最初から最後までが非常にテンションの高い演奏になっています。部分的なロマンティックな雰囲気とか、叙情的なものはあまり重視されず、全体を通して非常に濃い音楽の流れが出来ています。誤解を恐れずに言うと、ムーティがドイツ人だったら、やりそうなタイプの演奏です。そして、主役のズートハウスとメドールの重く暗い声質が、この演奏の重さというか暗さを決定付けています。この演奏は、他の無数のCDとはまったく異なる唯一無二の演奏で、指揮者のフルトヴェングラーも出来栄えに非常に満足したといわれています。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  10/December/2010

    いずれ買わなくてはと思っていた。それがこんな値段で。青春の一時期、狂ったように聴いた。もう、あの時のように集中して聴けないとは思うが、おそらく、1作1作、しばらく聴き続けることになりそうだ。今回、EMIの録音集がこのほかに21枚組のGERと3枚組のレジェンドも出た。全部買っても1万円しない。1枚240円ほど。ベートーヴェンの交響曲などダブりも多いが、全部まとめて買ってしまおう。

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  • ★★★★★ 

    黒熊怪  |  兵庫県  |  不明  |  20/August/2010

    イタリアでのオラトリオ形式のこの演奏会は、確かに歴史に残るものであった。演奏が素晴らしいだけに、この録音の現テープが消去されてしまったことが、悔やまれてならない。ローマのオーケストラは、初めてリングを演奏したが、回を追う毎に夢中になっていったという。Rheingoldのコーダー神々の入場を聞くと、巨大なワーグナーの炎の核が燃え上がり、演奏する人々も聞く人々も、すべて一体となっていくのが手に取るように解る。まさにフルトベングラーの、勇将の下に弱卒なしという演奏だと思う。

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  • ★★★★☆ 

    ミーメ  |  神奈川県  |  不明  |  10/August/2011

    フルトヴェングラーの「指輪」SACD先行試聴、恵比寿に行ってきました。今までのLP, CD と全然違う! アセテート盤に転写したことによるサーフェスノイズを恐れず高音域のエネルギーを重視したのは見識。修正したのは回転むら中心とのこと。 ご参考までにこの1954年のローマ録音、磁気テープ録音だけど当時はまだ磁気テープに対する信頼性の低さからアセテート盤に転写され、それから1970年代に再び磁気テープに転写された。だたしジークフリートのオリジナルテープのみはソ連に渡り、1968年にLP 化されていた。 そのメロディア盤はアセテート盤に転写される前のテープを使っているので音が良い(といっても限界あるけど)とされる。手持ちの国内初出盤とメロディア盤を比べると確かにその差は歴然。ところが今回のリマスタリング、音の鮮烈さではメロディア盤を上回るかも知れない。 結局のところ、音の差はテープとかアセテート盤とかのメディアの差よりもマスタリングエンジニアの感性、方針によるもの方が大きいのかもしれない。SP の復刻もそうだけどノイズをカットするとロクなことはない。そういう意味で今回のSACD は「買い」と思う。 ただし、鮮烈なのはオーケストラまでで、肝心の「声」が今一つ前に出てこない感じがしたのは気のせいか?何せ全部で15時間以上かかるものを11時間程度、それも有名なオーケストラ部分中心の試聴だったのでよくわからないけど。 また、ごく一部の試聴ながらノイズが多い部分はあったし、とても一般的な「良い音」とは言い難いが、フルトヴェングラーが、入念に準備をし、渾身の力を込めた会心の演奏が、新たな装いで登場することは歓迎すべきだろう。マスタリングにベストはあり得ないかが、十分受け入れられると思う。 これを買うとなると出費は痛いが、ショルティ盤のSACD の半分くらいの値段だし、座右におくべし♪仮に満足できなくても頑張って聴きとおせば聴き手は必ず「救済の動機」で救済されるから大丈夫!!

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  • ★★★★★ 

    独居人  |  東京都  |  不明  |  30/January/2011

    冒頭のホルンがこれから始まる壮大な英雄叙情詩への期待を膨らませてくれる。 さほど褒められた音質ではないが、ノイズも除去され、十分観賞に耐えうるものだ。 (ただしリマスターは1990年である) 巨匠の指揮は単なる劇伴としてではなく、共演者としての役割を果たしていると言えるだろう。 ワーグナーの意図したところを余すことなく表現しつつ、かといって、でしゃばることはなく、実に絶妙なバイ・プレイヤーとなっている。 魔法の世界を魔術的なタクトによって面白く聴かせるのでその長大さを忘れて引き込まれてしまう。 超一流のワーグナー指揮者の下、歌手陣も歌いやすかったのではないか? オケへの不安も聴き進むうちに払拭されてしまう。 この値段、この内容ならば、文句なくライブラリーに加えられる。 聞き流しても良し、じっくり聴いても良し。 指輪の決定版として永遠に語り続けられていく名盤であろう事は疑う余地もない。 なおCD-ROMに台本と概要が収録されている。(英語)

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  27/January/2011

    作曲家の書いた音楽と指揮者&オケの出す音が全てを語っている。映像は勿論,歌詞対訳も必要ない。聴き手はただ作曲家によって見事に組み立てられたライトモティーフ群と,指揮者によって仕立てられた見事な造形に身を委ねていればよい。特殊効果たっぷりの厚化粧でもなく,歌手たちが歌いづらそうな大きすぎるうねりもなく,ただただ音楽に語らせた記録。素晴らしい!

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  • ★★★★★ 

    あまでうす  |  神奈川県  |  不明  |  17/April/2011

    例えば終曲の「神々の黄昏」では、ジークフリートがルートヴィヒ・ズートハウス、ブリュンヒルデが、マルタ・メードル、アルベリヒがアロイス・ペルネルシュトルファー、ハーゲンがヨーゼフ・グラインドル、グートルーネにセーナ・ユリナッチといった当時のベスト・オーダーが組まれており、名匠が長時間にわたって徹底的にリハーサルでしごきぬいた揚句にライヴで録音しただけに、その完成度は折り紙つきのものだが、いまひとつの白熱と光彩あらば、と無い物ねだりしたくなる瞬間も正直言って、ある。 しかしあんまり贅沢をいわずに、演奏会形式上演ならではのバランスの良いサウンドでも有名なこの演奏を、おなじ指揮者による同じイタリアのスカラ座のオケによる1950年のシュトルムウンドドランク風劇伴と聴き比べてみるのも一興であろう。個人的には音質は別にしてキルステン・フラグスタートがブリュンヒルデを歌っている後者に私の軍配は上がるのだが。 それにしてもなんという音楽をワーグナーは書いたことよ!

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  • ★★★★★ 

    不動明王  |  神奈川県  |  不明  |  30/March/2018

    2011年にEMIから発売された時は喜び勇んで飛び付いて買って聴いたが、音質は期待したほどでもなく、がっかりしてすぐに手放してしまった。あれから7年近く経った今、ロゴマークがワーナーに変わったのを期に、もしやと思って再度購入したところ、音質が凄く良くなっている。びっくりして何度もSACDを手に取ってみたが、やはり以前と外見上特に変わらない。メーカーが変わって製造工程とかが変わったとしか思えない。このワーナー盤は私の一生の宝物だ。 とにかく、幸せな再会を喜びたい。ワーナーさん、ありがとう。

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  • ★★★★☆ 

    ROYCE  |  神奈川県  |  不明  |  03/October/2017

    ミラノ盤の録音状態を「劣悪で、よほどの忍耐力がないと最後まで聴きとおすのがつらい音質であると言わざるを得ない」と書いている人がいるが、キングから発売されたミラノ盤のSACDとEMI(ワーナー)のローマ盤SACDの比較では、音質に関する評価は逆転すると指摘しておきたい。 ミラノ盤は放送局にオリジナルテープ(一部はアセテート盤)が残っていて、キングは日本に送られてきたコピーテープからSACDを作成した。一方、ローマ盤のオリジナルテープは早い段階で消去され、アセテート盤に保存された音源を再度テープに収録したものがCDやSACDの音源になっていることは周知の事実である。 EMIによるSACD化で、ローマ盤の団子状に固まっていたオーケストラの音は広がりと分離の良さを獲得し、いっそう生々しくなった歌声の背後で存在感を増してはいる。残響がほとんどないデッドな音場であることが、オーケストラの各楽器の音をクリアに伝えてくれている点は好感を持てるものの、板起こしであることの限界、全般にきめの細かさが不足し荒っぽい印象を与える音質である点と、ダイナミックレンジがやや狭く、ピークで頭打ちになり混濁が強まる傾向が目立つ点は否定できない。 ミラノ盤ではそうした頭打ちを意識することなく聞きとおせるし、適度な残響感と滑らかさを持つ音質の豊麗さにおいてはローマ盤を凌駕している。歌劇場でのライブ録音であるミラノ盤と、スタジオ収録のローマ盤では収録ポリシーが異なるので簡単に優劣を論じることは出来ないが、SACD盤による両者の比較では、ミラノ盤の音質が劣悪であるというコメントは誤報の類であると注記しておきたい。いずれも安くはない買い物だが、SACDのセットを両方買っても後悔はしないだろう。

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  • ★★★★★ 

    黒熊怪  |  神戸  |  不明  |  22/February/2008

    イタリアでのオラトリオ形式のこの演奏会は、確かに歴史に残るものであった。演奏が素晴らしいだけに、この録音の生テープが消去されてしまったことが、悔やまれてならない。ローマのオーケストラは、初めてリングを演奏したが、回を追う毎に夢中になっていったという。Rheingoldのコーダー神々の入場を聞くと、フルトベンクラーの巨大なワーグナーの炎の核が燃え上がり、演奏する人々も、聞く人々もすべて一体となっていくのが手に取るように解る。まさに勇将の下に弱卒なしという演奏だと思う。

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  • ★★★★★ 

    カバポチ  |  横浜市  |  不明  |  17/August/2006

    指環全曲盤CDの中で、私はフルヴェンが53年にローマで録音したこのEMI輸入盤を最も好む。これだけ演奏の質が高いと、モノラルのハンディもそれほど気にならない。スカラ座盤よりもフルヴェンサウンドを引き出していると思うし、クナよりもゲルマン的で感動的だ。蛇足ながら、この曲に限らず、変なリマスターを施さないオリジナルのままの音の方がいいことを付け加えたい。

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  • ★★★★★ 

    たんとりす  |  japan  |  不明  |  02/October/2004

    指輪はクナという人も多いようだが、私はこれが好き。これだけの大曲は基本的に指揮者の素地がもろにでるわけで、まず、インテリジェンスの感じられない演奏は全て駄目。ゲルマンの伝統や教養が必然条件。朝比奈もなかなかいい。

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