Sym, 29, 31, 36, : Klemperer / Po Npo
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 15/July/2012
最近クレンペラー指揮のモーツァルト交響曲第29番とシューベルト交響曲第4番「悲劇的」の収録盤を聴く機会があって彼の存在感の大きさを再確認させられた状況の私であります。本盤は前者の収録に係わったものですが1965年クレンペラーが丁度80歳の時NPHOを振っての第29番(タイム@8’45A8’09B3’20C4’57)演奏で実に悠然と貫禄ある処を見せています。この曲は所謂モーツァルト後期交響曲集とは少し距離感のある位置づけなのですが同じく十代で作曲された例のト短調第25番交響曲と並べてアインシュタインは「一つの奇跡」とまで評した曲でクレンペラーは本演奏の他にも結構録音を重ねている事が特記されましょう。第1楽章簡潔なテーマをゆっくりとしかもしっかりと提示して骨格の頑丈さが何か揺るがせにさせない堂々さに繋がっている様です。第2楽章での低音弦サポートでの武骨さはふと優しさを垣間見せます。ゆっくり目の第3楽章は自然骨太感を帯びて来ますがちゃんとメリハリはつけており最終楽章での管楽器の強奏扱いにも結びつき活き活きとした〆にたどりつきます。正に晩年巨匠の至芸演奏で最近数捨てる程あるトレンディ演奏とは峻別されるべきなんでしょうが一方では果たしてこの様にこの曲を重厚に演奏するのが作曲事情から適っているのかともふと思ったりもしました・・・。参考までに他のクレンペラー指揮の第29番をメモしておきますと1950年ベルリンRIASSOタイム@8’31A5’30B3’27C3’52、1954年PHO@8’43A8’03B3’12C4’44、1956年バイエルンRSOライブ@8’22A7’56B3’05C5’14、1956年ベルリンRSO@8’29A5’24B3’28C4’04、1957年ケルンRSOタイム未確認、1964年BPOライブ・タイム未確認、1966年NDRSO@7’54A7’43B2’56C4’22といった具合です。1963年PHOを指揮しての第31番「パリ」(タイム@8’02A6’42B4’04)も第1楽章から堂々とした重厚さの中に華麗さも味わえ格調の高さがあります。中間楽章はゆっくりとしたアプローチに後期交響曲の様な貫禄をつけています。最終楽章での管楽器の浮き立たせ具合はすっかり今申し上げた後期的扱いに・・・。第36番「リンツ」は1956年収録でタイムは@9’52A6’35B3’12C7’13とテンポ感は曲自体からも前二曲よりは早め?本盤収録曲の中では一番古い録音なのですが私程度の者には全く音質上支障なく聴こえ演奏もモーツァルトの愉悦そのものであります。第4楽章の躍動感が非常に良く表現され天にも昇るような気分に近いですね。流石後期の曲だけに構えを大きく捉えているのが特徴であります。この「リンツ」交響曲にもクレンペラー別演奏盤がありますが省略して本盤は第29番に焦点を合わせました、フォーマット向上による音質が期待されます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)。0 people agree with this review
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