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Dvorak, Antonin(1841-1904)

CD "Dvorak Symphony No, 9, Mozart Symphony No, 38, : Kubelik / Chicago Symphony Orchestra"

"Dvorak Symphony No, 9, Mozart Symphony No, 38, : Kubelik / Chicago Symphony Orchestra"

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  09/March/2010

    新世界よりとプラハの組み合わせ。これは、クーベリックにとっては宿命的なものだ。クーベリックが祖国に復帰後、チェコ・フィルを指揮して我が祖国などを演奏したが、ラストコンサートとなったのが、この組み合わせによる歴史的演奏会であった。本盤は、その約40年前のスタジオ録音。録音当時は、この組み合わせでカプリングを行ったわけではないので、こうしたカプリングを試みたオーパスの抜群のセンスの良さを高く評価すべきであろう。この40年間の間には、チェコも、プラハの春の後のソ連軍侵攻や、長い社会主義政権の後に訪れたビロード革命、そして民主化と激動の時代であったが、それだけに、両演奏の性格は大きく異なる。もちろん、本盤の演奏は、当該ラストコンサートの感動的名演や、この間に演奏されたベルリン・フィルやバイエルン放送交響楽団との名演などに比較すると、どうしても旗色が悪いが、それでも、本演奏には、他の名演にはない独特の魅力に満ち溢れていると言える。特に、新世界よりでは、若さ故の勢いがあり、一気呵成に聴かせるエネルギッシュな生命力が見事である。それでいて、第2楽章など、ボヘミアの民族色豊かな抒情の歌い方にもいささかの抜かりもない。プラハも、若さ故の一直線の演奏であるが、それでいて優美にして高貴なニュアンスにも不足はなく、モーツァルトの演奏の理想像を体現していると言える。オーパスの復刻はいつもながら素晴らしく、特に低音の迫力は我々聴き手の度肝を抜くのに十分である。

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