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Mozart (1756-1791)

CD Mass in C Minor : Fricsay / Berlin Radio Symphony Orchestra, Stader, Topper, Haefliger, I.Sardi (1959 Stereo Live)

Mass in C Minor : Fricsay / Berlin Radio Symphony Orchestra, Stader, Topper, Haefliger, I.Sardi (1959 Stereo Live)

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    まさやん  |  大阪府  |  不明  |  14/February/2010

    名盤の誉れ高いセッション録音の前日のベルリン芸術週間復帰記念ライブ録音のメジャー初発売(プライヴェート盤はあった)。この演奏会こそカール・リヒター初期黄金期を築いたマリア・シュターダー、ヘルタ・テッパー、エルンスト・ヘフリガーの3名歌手がフリッチャイ指揮で競演した(おそらくは)唯一の機会。他にリヒター指揮で2曲あるのみ。グローリア後半の「クォニアム」の3名のトリオ歌唱が聞きものです。テッパーの第2ソプラノ(アルト表記だが、譜面ではアルトパートは無い)は圧巻。彼はこの演奏会では振り慣れた曲では無く、初めて振るこの曲を選び11月28日のゲネプロはテレビ放送用撮影をし、29日はライブ録音実施、30日にはセッション録音実施と執念の如く記録を残しました。おそらくは白血病療養から復帰したものの、この未完成作品に「我が人生も未完に終わりぬ」との予感を投影しての指揮だったのかも知れません。翌日のセッション録音に比べアンサンブルが荒いが、ソロ、合唱は「フリッチャイの体調に呼応」したかの様な異様な雰囲気と精気に満ちた演奏です。まるで「時間がないんだ」と言わんばかりのシュターダーのオーバーアクションがそれを一番物語っている気がします。黄金のトリオが次回競演するのはリヒター指揮での「ロ短調ミサ」であり、そこに参加したF=ディースカウこそ「フリッチャイの秘蔵子」であり、後年フリッチャイ協会を設立したのも因縁でしょうか。

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    為朝  |  京都府  |  不明  |  09/February/2010

    スタジオでのセッションと比べ、合唱団の覇気が素晴らしく攻撃的だ。シュターダーのソプラノがやや大時代的で感情過多なのが難だ。だがフリッチャイの苦悩や理想が痛ましい程に伝わってくる見事な名演だ。モーツァルトの音楽の本質にある、人類規模の苦悩、あるいは救済といったテーマの普遍性が、これほどまでに演奏家の宿命と合致して昇華された記録は稀有かも知れない。

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