Symphony No, 4, : R.Kempe / Munich Philharmonic (xrcd24)
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翁 | 東京都 | 不明 | 06/January/2010
音楽はそれを愛する者の中でしか鳴らない。批評家が耳にするのは音楽ではありえない。この当たり前なことが、今日忘れられている。たましい。そう主張するやからもいるだろう。そういう人は、あのアンナ・マグダレーナの夫の回想を読んでみるがよい。そこには、信頼と愛情以外のなにものが見いだせるだろう。楽譜を読む者の音楽は、まさしくその妻の心なくしてはあらわせまい。自己顕示とは遠い。良く生きるとは、そのものを注意深く見ること。それは、信じて出会いを待つこと。信仰のないせっかちが感傷に溺れ、欺瞞という落とし穴に落ちるのだ。おあそびさ、そういう捨て台詞を残して。よろしい、君たちはあそんでいたまえ。私たちには今一つの細く荒れた道があり、献身という狭い門が待っている。ピアノとピアニッシモのダイナミズムを演奏し分けられたこの人ならではの、渾身のブラームス。やはりこの人は賢婦なのだろう。であるがゆえの惜しむべくは、「おあそび」に未練の、下心をくすぐる色気のなさを惜しむ、この己の愚かさか。嗚呼。1 people agree with this review
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