Otello : Erede / NHK Sympnony Orchestra, Del Monaco, Gobbi, etc (1959 Stereo Tokyo Live)(2CD)
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日本の庶民 | 東京都 | 不明 | 25/August/2011
まず、録音状態の素晴らしさに驚いた。DVDの質が「それ」なだけに期待はあまりしていなかったが、1959年の録音にしては大変精良な録音ではないか。 カイルベルトの『ニーベルングの指環』(1955)のような残響が全く無く、乾燥している音ではなく、「残響が程よくあって、潤いがある」音だ。(異論のある人もいると思うけれども、私にはそのように聴こえた。) 歌手陣についてはここに書く必要もないだろう。デル・モナコやティート・ゴッビが上手くないはずがない。 ガブリエラ・トゥッチは、私は知らない歌手であったが、可憐なデスデモーナを演じている。(調べたところ、同年2月17日には、宝塚劇場にて『椿姫』でヴィオレッタ役を演じているようだ。) N響を指揮しているアルベルト・エレーデも見事だ。「学生オーケストラ以下」(N響80年全記録)のレベルから徐々にレベル・アップしつつあったN響を畳みかけるような指揮によって、なかなかの演奏を聞かせている。大健闘である。 なお、CDには歌詞対訳の類は付属しておらず。ジャケットの1ページ目が、上の写真であり、2・3ページ目がトラック・リスト、4ページ目がキャストが記載されているのみである。 歌詞対訳が必要な人は、お持ちの他のCDについているものを使ったり、歌詞対訳の本を買ったり、図書館で借りたり下さい。4 people agree with this review
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WE555 | 愛知県 | 不明 | 24/May/2010
この時のデル・モナコは最高! 声は光り輝き強く放射され、のびやかで艶やかだ。それともうひとつ注目されるのは、ヤーゴ役のティト・ゴッビがすばらしいことです。ゴッビは1961年にもセラフィン指揮との録音もありますが、この東京ライヴのほうが声に輝きがあり、完全にヤーゴになり切っています。第2幕の「ヤーゴの信条」の歌唱のうまさは、今までこれ以上に感動的なものは聴いたことがありません。エレーデの指揮も冴えていますし、NHK交響楽団および合唱団にも全く不満はありません。NHKのライヴ録音技術も大変すぐれています。当時の東京宝塚劇場の中の雰囲気をリアルに捉えた名録音だと思います。2 people agree with this review
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Pianist | 東京都 | 不明 | 27/December/2009
今年夏にアムステルダムの有名店FAMEで入手。1983年にキングレコードからLP化され、1959年のステレオ・ライブ録音ながら実に良好な音質、ダイナミックで自然な音であったのに驚かされ、また伝説としてのみ聞かされていたデル・モナコの名唱がどういうものであったかを真に思い知らされた名演奏だった(発売直前にNHK-FMでも放送された)。デル・モナコとしての「オテロ」としても最高のコンディションであり、あの時代のステレオ録音としても文句なしの記録。CD時代の初期に三枚組のLPより高価格でCD化され、その後一度標準プライスで再発されたが、長らく入手不可能だったので、オランダで見つけた時は「ようやく」という思いが強かった。キング盤と比べても音に遜色はなく、概発売のDVD(モノラル)とは比べ物にならない良好なステレオなので、多くの人たちに聴いて欲しいセット。この調子でNHKイタオペのシリーズを恒常的に出してもらいたいし、59年61年に行われた特別演奏会も最初にLP二枚組で出たままを全てCD化してほしい。デル・モナコの「オー・ソレ・ミオ」の絶唱は聴く前と後とで聴き手の音楽への思い入れが変わったかと思われるほどの力を持っているのだから。同時発売の「カルメン」より水準は高い。7 people agree with this review
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