Brahms Piano Concerto No.2, Mozart Piano Concerto No.27 : Backhaus, Bohm / Vienna Philharmonic (1968, 1960 Salzburg)
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ニシヤン | 和歌山県 | 不明 | 04/September/2010
優れたスタジオ録音と記念碑的なライブ録音の組み合わせは、他にも幾つかある。たとえばフルトヴェングラ−の1947年のライブと1954年のウィ−ンでのスタジオ録音の「運命」とか、「英雄」(ウラニアのエロイカ、1952年のスタジオ録音)、シュ−ベルトの「グレイト」もそうだ、リパッティの1950年のスタジオ録音とブザンソンのリサイタル、数えればきりがないか、ここではバックハウスに話を戻そう。こんなライブがあったのか。この2曲のスタジオ録音はLP、CDと何十回聴いたことか。特に1967年のブラ-ムスは、楽しんで聴ける名盤だ。これを録音した後も彼はコンサ-トでこの曲を弾き続けていたのだ。そしてこんな素晴らしい名演を残していたのだ。勿論完成度ではスタジオ録音かもしれないが、このライブの気迫はどうだ。枯淡の域なんてどこ吹く風か、あまりにも演奏に若さがあふれている。もう云う事なしだ。3 people agree with this review
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 28/November/2009
『バックハウスのバックにはVPOを振る指揮者にはベーム、シューリヒトが何となくフィットする感じを持っていますがこのモーツアルトピアノ協奏曲は1955年収録、モーツアルト最晩年(というか死の年)の作に多くを語らない枯淡の色合いを重ねております。第2楽章など比較的技術的には平易であるところ、この御大両者の武骨さが訥々と伝わっても来る演奏は他には求められません。バックハウス80才をゆうに超した時の1967年収録のブラームス第2ピアノ協奏曲も通常若さを謳うところもそこから超越した愛想ぶらない男性的な名演・・「最高」盤として残しておくべきでしょう』・・・・これは以前私がスタジオ録音演奏盤に対してコメントした下りで今回このライブ盤についてもその感想大要は変わっておりません。タイム的にはモーツァルトの方はDECCA盤1955年録音分・・・@13’25A7’05B8’43に対して 本盤1960年ライブ録音分は@12’50A6’14B8’48となっておりタイムこそ若干短いですが第2楽章はライブならではの思い入れがあるように聴きました。一方ブラームスの方なのですが1967年スタジオ録音は@17’11A8’45B12’20C9’48であり本ライブ盤1968年分は@17’30A9’05B12’29C10’27で本ライブ盤で印象的なのは出だしのゆっくりしたあの雰囲気!バックハウスには現在このブラームスピアノ協奏曲第2番演奏盤はベーム指揮のものとシューリヒト指揮のものと・・・この両名芸風は異なるのですが冒頭述べた様にベームのサポートに合うのです!・・・残されており今回同パターンでの追加です。40代の東京都の方が言われていることもすごく分かる様な気がしました・・・モノラルで限界もありますがこれも最高ランクにしておきますね。2 people agree with this review
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盤捨印 | 東京都 | 不明 | 07/November/2009
モーツアルトはオーケストラの出来が、スタジオ録音よりも段違いにいい。ブラームスはピアニストも指揮者もオーケストラも作品に没入し、全く先を急がず、一音一音をかみしめるように進んでいく。それでいながら全体は巨大なスケールの建造物のような趣があり、「立派」としか言いようがない。3楽章後半、チェロが奏でる主題に、ピアノがトレモロで絡むところ、ピアノがあまりにも美しく、涙がこみ上げてきた。2 people agree with this review
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としちゃん | 宮城県 | 不明 | 01/November/2009
美しいピアノの音に、静かな感動をかみしめた。2 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 01/November/2009
バックハウス、ベーム、ウィーン・フィルのコンビは、両曲をスタジオ録音しているが、本盤におさめられたモーツァルトの第27番は5年後、ブラームスの第2番は1年後のザルツブルク音楽祭でのライブ録音である。スタジオ録音も歴史的な名演であったが、本盤のライブ録音も、それに勝るとも劣らない名演だと思う。モーツァルトは、バックハウスの芸風からしても、決して相性のいい作曲家とは言えないと思うが、最後のピアノ協奏曲である第27番だけは、作品の持つ枯淡の境地と相まって、バックハウスの芸風と見事に符合している。バックが、モーツァルトを得意とするベームとウィーン・フィルとなれば、名演にならないはずがないだろう。ブラームスは、巷間言われているように、バックハウスの派手さのない渋い芸風と、全盛期のベームの厳しい造型の下、寸分も隙間風の吹かない峻厳な指揮ぶりが曲想にぴったりであり、ウィーン・フィルの優美な音色と相まって、全体に潤いのある珠玉の名演に仕上がっている。残念なのは、いずれもモノラル録音ということであるが、音質はさほど悪くもなく、この歴史的名演を聴きやすい音質で味わうことができることを大いに喜びたい。5 people agree with this review
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