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Verdi (1813-1901)

CD Requiem : Pappano / St.Cecilia Academic Orchestra, Ganassi, Villazon, Pape, etc (Digipak Limited Edition)

Requiem : Pappano / St.Cecilia Academic Orchestra, Ganassi, Villazon, Pape, etc (Digipak Limited Edition)

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  08/November/2009

    一言で言えば、あまたのヴェルディのレクイエムの演奏の中でも、最もダイナミックレンジの広い演奏の一つと言えるのではなかろうか。冒頭の導入部は、ほとんど聴きとれないような最弱音で開始され、この先どうなるのかと思って、ボリュームを少し上げたところ、怒りの日のぶっ飛ぶかというようなド迫力に、思わず面喰ってしまった。ライナーの解説によれば、パッパーノは、この冒頭の導入部にこそ、ヴェルディの天才性があるとしており、この冒頭の最弱音による演奏には相当に深い意味を見出しているのであろう。演奏全体を俯瞰すれば、起伏の大きい演奏ということになる。いかにもイタリア系の指揮者パッパーノならではのオペラ風の劇的な演奏と言える。したがって、いわゆるレクイエム的な性格からはやや外れているとも言えるが、巷間言われているようなヴェルディのレクイエムが内包するオペラ風の「音のドラマ」を見事に体現しており、その意味では、聴き手によって、好き嫌いが分かれる演奏になるのかもしれない。私としては、気鋭の指揮者パッパーノによる意欲的で劇的な名演として高く評価したい。HQCD化の効果はいま一つの印象で、もう少し鮮明さがほしいと思った。

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