Mozart: Clarinet Concerto.Flute Concerto
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 17/June/2011
1972年から1973年にかけてベーム(当時78歳の頃)/VPOがVPOの管楽器首席各奏者とモーツァルトの管楽器協奏曲を演奏録音したもので当時一連のモーツァルト物収録の一環であります。何れもVPOの昔のふくよかなサウンドの雰囲気がまだ残っている処にベームの(これもまだ維持していたやや武骨ながら)重厚な正攻法によるサポートが程よくブレンドされ各独奏者との絶妙なバランスが最高であります。中でもモーツァルトが愛した管楽器であるクラリネットの為のK622の協奏曲(タイム@13’05A8’09B9’34)はプリンツ42歳の時の録音で作品が作品だけに澄み切った境地と翳りの対照性を鮮やかに描き出しております。「陽」に包みながらふとした時に見せる「陰」のニュアンスと落ち着いた運びには独特なものがあります。私は本盤演奏を聴くに当たってやはりプリンツが丁度本盤演奏録音の十年前1962年ミュンヒンガー/VPOのバックで同曲を録音したものを思い出しました。師ウラッハゆずりながらその方の演奏も素晴らしくただ若さとバックの違いの為か軽快な典雅調が本盤より上回った感じを記憶しております。十年の年月がちょっぴり貫禄をもたらせたと思うのは気のせいなのでしょうか。K622からするとややマイナーな存在でありモーツァルト自身今一好みではなかったという先入観から正直私には少し散漫と思われるK313フルート協奏曲第1番は音楽的本質に迫ったハイクォリティな演奏をトリップは繰り広げております(タイム@9’39A9(43B7’53)。又K919はファゴットの為の珍しい協奏曲で演奏タイムは@7’11A7’39B4’24と更に前二曲より小ぶりになって作品自体もマァ「こんなものかな」の線をファゴットのツェーマンはただひたすら真面目に進めています。とにかくK622については代表的な演奏盤になっています。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)0 people agree with this review
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京都のタケさん | 京都府 | 不明 | 27/July/2010
ウィーンのモーツァルト。 一時は死語になりかけたこの演奏スタイル。 しかし、古楽器のオーセンティック旋風が去り、多彩な演奏スタイルが現れてから、あらためて、19世紀後半〜20世紀中葉のウィーンの演奏スタイルとして、市民権を得た気がします^^ 重厚でちょっとおっとり、しかし、ふくよかで典雅な響きは、永遠の魅力を放っています^^b ちょっと硬質で太いプリンツ、ドイツ風の重めの音のトリップ、グロース・トーンを感じさせる、朴訥なツェーマン。 管楽器好き、モーツァルト好きなら、マスト・アイテムでしょう。 OIBPに加え、ルビジウム・クロック使用で、より、滑らかな音になったのもいいですね^^2 people agree with this review
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千葉のアリアドネ | 千葉県 | 不明 | 15/November/2009
K622。ウラッハを推す人も多かろうがプリンツもそれに劣るものでは全くない。更にバックがベーム、VPOであることはこの曲の場合決定的。モーツァルト晩年の「透明感ある明るさ」の中の「陰り」「深み」を、様式感の完全に一致するソロ、指揮者、オケが三位一体、融合して描き尽す。簡潔にして優美な表現に潜むニュアンスの豊かさは驚くべきもので、意味深い響きの連続に感動を禁じえない。K313。作曲者22歳の作だが、トリップとベーム、VPOはこの曲を名技性に富む華やかな美しさではなく、しっとりとした含みのある美として表現している。第一楽章のカデンツァは特に見事で心にしみるものがある(本当に「木管」の「笛」の音!)。K191はツェーマンのファゴットの深みのある響きが魅力。晩夏から秋、休日の午後に是非この最高の演奏を!一番大切な方とご一緒に!。5 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 12/November/2009
モーツァルトの管楽器による協奏曲では、最近ではほとんど聴かれなくなった重厚さと高貴な優美さを兼ね備えた珠玉の名演である。録音は72〜73年というベームの最後の全盛期であり、その指揮は、モーツァルトを得意としたベームならではの厳しい造型の中にあっても柔軟性のある自然体のものであり、ウィーン・フィルも絶美の演奏を行っている。そして、何よりも、当時のウィーン・フィルの名うてのプレーヤーの極上の演奏が、これらの名演により一層の華を添える結果になっている。プリンツやトリップはいかにもウィーンならではのクラリネット、フルートだと思うし、ツェーマンの野太いファゴットもどこか温かみがあって実に感動的だ。録音も素晴らしく、この3曲の最高の名演の一つと言っても過言ではないだろう。4 people agree with this review
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