"10 Mazurkas, Ballade No, 1, Scherzo No, 2, : Michelangeli"
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遊悠音詩人 | 埼玉県 | 不明 | 10/April/2014
こんなにも美しいショパンがあるものなのか……! ミケランジェリのショパンを聴いてすぐに、千変万化する響きの美しさに心奪われてしまった。 これはショパン自身が、ありきたりな和音をわざと半音ずらしてみたり、右手と左手を割り切れないリズムで弾かせてみたりするなどといった工夫を施しているからだが、それら工夫をこれほどまでに再現したピアニストが他にいるだろうか? 一点の濁りもない澄み切った音には倍音成分が余りにも豊富にあり、それらが完全なる比率で幾重にも折り重なった時のみ醸し出せる複雑玄妙な響きが、そこかしこに立ち上がって来るのである。 特にバラードとスケルツォは、他の演奏との比較を絶している。前者の、主題の描き分けの上手さ、とりわけフレーズの橋渡しの際の質感の変化の見事さは、ルービンシュタイン、フランソワ、はたまたアルゲリッチやポリーニといった名だたるピアニストが束になっても敵うまい。後者も凄い。どんなに分厚い和音でも、驚くほどのクリアネスを保っており、音の一つひとつの粒立ちが煌めいている。 勿論、マズルカの各曲も、ミケランジェリの美意識全開であり、あらゆる感情移入や表現を越えて、音のみの力によって全てを語らしめるような凄みがある。そこには、ショパンに付き纏う女々しさなど皆無で、ある種のハードボイルドな雰囲気さえ漂わせる。 星がいくつあっても足りないくらい素晴らしい唯一無二の芸術であり、ピアノ好きには是非ともオススメしたい。4 people agree with this review
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うーつん | 東京都 | 不明 | 29/July/2013
硬質なクリスタルのようなショパン。聴いてまずそんな感想をもった。禁欲的で一切の妥協も遊びも許さないのに、とても面白い。いわゆる「ショパン的」なショパンではない。なのにぐぐっと惹きこまれてしまう。他のどのショパンの演奏ともちがう、孤高の、極北の演奏。そもそもショパンというよりミケランジェリを聴いているCDといえるのではないだろうか。有名なドビュッシーのCD以上にミケランジェリというピアニストを表現している、と私は考えている。 また演奏には関係ないが、ジャケット写真の醸す雰囲気が演奏とぴったり合っている気がする。2 people agree with this review
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晴釣雨聴 | 大分県 | 不明 | 04/May/2012
最高のショパンアルバム。マズルカはルービンシュタインに、バラードはホロヴィッツ、ツィマーマンに、スケルツォはアルヘリチ、ポリーニに、何れも優るとも劣らぬ演奏。大家の風格、名技と瑞々しくも匂い立つような詩情 を兼備した名演。2 people agree with this review
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so減七 | 埼玉県 | 不明 | 05/November/2011
気分ではなく普遍的なショパン像を希求するABM。S・フランソワの魅力とは別の絶対的なショパンを確立したい強烈な意志を感じる。 だが、ナマで聴いたABMの音はCDでは再現できない。0 people agree with this review
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静流 | 福岡県 | 不明 | 27/August/2011
非常に透徹されたショパンだが、歌うところはたっぷりと時間をかけて歌ってある。内声やバスにもよく気を配っているのがわかる。大変完成度の高いショパン。0 people agree with this review
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Marthy | POLAND | 不明 | 14/July/2011
マズルカの選曲が素晴らしいと思います。 今回のリマスターで、以前のディスクよりもベネデッティ=ミケランジェリ独特の響きを感じることができるようになりました。1 people agree with this review
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chopianism | 北海道 | 不明 | 30/June/2011
ショパン特有の叙情性やロマンチシズムを期待しすぎると肩透かしを食らうだろう。だが、無駄な贅肉をそぎ落とした硬質な表現の中に、ショパンの強靭な精神と品格が見事に浮かびあがる。硬質ではあるが、十分にエレガントなショパンだ。ショパン弾きでなくとも、本当の音楽家は、ヘタな「ショパン弾き」より遥かにショパンの本質に近づく。0 people agree with this review
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ヒヒ | 愛知県 | 不明 | 21/June/2011
型を意識しつつ、歌心を忘れないにくい演奏である。ミケランジェリのピアノの音は消えてしまいそうなほどに澄み切っている、美しい。情緒性ばかり強調された演奏が少なくない中、こういう存在は貴重である。0 people agree with this review
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mickey | さいたま市 | 不明 | 26/January/2009
ミケランジェリのほとんど唯一のメジャーへのショパン録音。「爬虫類のよう」とも評されるように、少しも熱くならない異色の蒼白いショパン。冷たく突き放した演奏だけに、逆にマズルカの第19番、第47番など他の誰の演奏からも聴けないショパンの深い孤独感が明確に浮かび上がってくる。オフマイクなのにデッドというDGらしい硬調な録音だが、オリジナルスのリマスターでピアノに響きが甦ったのはうれしい。4 people agree with this review
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