まっさん  |  栃木県  |  不明  |  09/April/2009

音に芯があり、曖昧さのないタッチは軽快で、モーツァルトの持つ独特な楽曲の造形美を美しく聴かせてくれます。特に１０番台までがすばらしい演奏で、自分のファーストチョイスです。２０番台は曲によって完成度にばらつきがあると思いますが、価格を考慮すれば誰にでもお勧めできる全集でしょう。 録音も特に不満はありません。

 

京都のタケさん  |  日本  |  不明  |  24/August/2007

どうしても拭いきれない疑問を１つ。どうしてマズアは、シュミットにかなり無理を強いるような音量でオケを鳴らしたのでしょう？　しょっちゅう、ピアノの音が余裕がなくなって、聴きずらいところが。早いパッセージでテンポが遅くなるし・・・。それともこういう音のピアニストだったのでしょうか？　演奏そのものは好きなのだが・・・

 

小鳥遊 司  |  東京都三鷹市  |  不明  |  12/January/2007

私はモーツァルトのよい聴き手ではないが、取り敢えず27番を聴く。バックハウスやカサドシュの素晴らしい録音のある作品。この演奏は、確かに陰影には乏しいかも知れないが、だからと言って悪く言われる必要もないだろう。誠実なものに嫌悪感を抱く人は別としても。マズアはどうも好かない人だがこういう良い仕事をする人だ。

 

Ａｋｋｕｎ  |  東京  |  不明  |  09/September/2006

あの美しいドレスデンの町並み、宮廷と聖母教会の周りをこの演奏を聞くといつも思い出します。個々の演奏は他にもいいものがたくさんありますが、この演奏の魅力は全て必要なものを最大限表現できていると言う事に尽きると思います。ウイーンやベルリン、ロンドンではなく、ドレスデンのモーツアルト。それはダイヤモンドではなく、水晶の美しさと言った面持ちがあります。20番・21番が一番心落ち着きます。

 

OLD FAN  |  TOKYO  |  不明  |  21/June/2006

個々の演奏でさらに突出したものは数多くあるかもしれませんが、モーツｱルトのピアノ協奏曲全集としては質の高いものだと思います。　疲れた時に自然と手が伸びます。（特に初期の協奏曲に）

 

稲荷モー  |  東京都  |  不明  |  13/May/2006

様々な人が演奏するモーツァルトのピアノ協奏曲を聴くことは、私にとっては、多種多様なモーツァルト像を感じる楽しさでもありますが、シュミットの弾くモーツァルトの協奏曲はコンチェルトというより、オーケストラを背景にしたソロプレイという趣を感じます。 シュミットのクリスタルのような音は非常に新鮮なモーツァルト像を感じさせます。 シュミットというこれまで少し過小に評価されたピアニストを じっくり聴く、よい機会となりました。 この破格の値段で、大変に充実した演奏を聴けるのは幸せなことです。

 

Liu  |  台湾  |  不明  |  02/April/2006

演奏は素晴しいですが、どうもテンポは少し速い感じ。特に各曲の第二楽章のAdagioは早すぎる。もう一寸ゆっくりであればと．．．マーこの値段は余り注文出来ないかも！

 

クラシックミーハー  |  横浜  |  不明  |  06/August/2005

ショックでした。彼女の演奏がこんなに良いはずはないと、内田、ブレンデル、アシュケナージ、その他片っ端から比較し直してしまいました。勿論それぞれ良さがありますが、こういう演奏もあるのだ･･･。内田の慈悲深い(?)美しさに対して、崇高ささえ感じてしまう演奏です。私には充分デリカシーも感じられます。オケの響きも体に心地良い。

 

samou  |  kumamoto  |  不明  |  07/September/2004

毎度のことながら、マズアの指揮にはデリカシーが感じられない。初期から中期には合ってるのかも（でも１９番以降はハズレです）。マズアは全編イケイケ音楽にしたいのかしらん。一方シュミット嬢（当時）のピアノは清楚でいいです。第一当時の彼女は美しいです（関係ないか）。いずれにしても全曲が３０００円で買える全集など他にないし、ドレスデンの音響美も合わせると買う価値はおおあり。７点なんてつけておきながら、普段、一番よく聴いてるもんね。それからできれば、みなさんには同じレーベルのコンビチュニー指揮ベートーヴェン交響曲全集

 

KURO  |  福岡  |  不明  |  26/August/2003

旧東ドイツの残した貴重な演奏です。シュミットの繊細で美しいピアノもさることながら、マズア率いるドレスデン・フィルの芳醇な響きには思わずウットリとさせられてしまいます。モーツァルトのピアノ協奏曲の隠れた名盤と言っても差し支えないのではないでしょうか。