ミステリ十二か月
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peko-rock | 大阪府 | 不明 | 27/January/2013
元は読売新聞社から「若い読者向けの案内を」と依頼され、「北村薫のミステリーの小部屋」という題で2003年に連載されたものだそうです。豊富な読書経験から内外の古典から戦前・戦後の「本格ミステリ」の名品を、平易・明快な文で魅力的に紹介してくれています。また、自分が好きな作品や気になっていた作品の名が出てくると、「おっ!」と嬉しいし、北村氏はどういう見方をしているのかと読んでみるのもおもしろい。 第1部の連載記事の他、第4部の有栖川有栖氏との対談が嬉しい。お二人に共通して、ミステリの世界をお得に味わうのなら、古典から読んでいって欲しいという思いは納得です。(ただし私は国外の物は時代や土地のバックグラウンドの差異についていけないので、ほとんど読んでいません・・もったいないなーと思います) ミステリの世界に足を突っ込んだばかりの方は、この本をガイドブックに、原点から本格を楽しまれたら素敵だと思います。 また私のように、マニアまで行かなくて、でもミステリは好きで、偏った作者の物をちょこちょこ読んでいて、次に何を読むかそろそろ頭打ち・・という方にも、新たな扉を開くきっかけにとても良いと思います。筆者が絞りに絞って挙げた作品ですので、必ず自分にピタリとくる作品に出会えると思います。0 people agree with this review
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