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ミステリ十二か月

Kaoru Kitamura

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122049628
ISBN 10 : 4122049628
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2008
Japan

Content Description

物語を読むことに無上の喜びを感じる人達は、日本の各地に次々と生まれ、育って来ます。となれば、後から来る方々に、こんな花が咲いている、こんな実が実っていると示すのは、先に歩いた者の務めでしょう―読み巧者・北村薫が選んだ50冊。出会えて良かったと思える本が、必ずあります。有栖川有栖との熱血対談、大野隆司の彩色版画を収録。

目次 : 1 ミステリ十二か月/ 2 本棚から出てきた話/ 3 絵解き謎解き対談(お相手・大野隆司)/ 4 「全身本格」対談(お相手・有栖川有栖)

【著者紹介】
北村薫 : 1949(昭和24)年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。学生時代はワセダ・ミステリ・クラブに所属。高校教師として勤務するかたわら、89年に〈円紫さんと私〉シリーズ第一作の『空飛ぶ馬』でデビュー。91年に『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。93年より専業作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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元は読売新聞社から「若い読者向けの案内を...

投稿日:2013/01/27 (日)

元は読売新聞社から「若い読者向けの案内を」と依頼され、「北村薫のミステリーの小部屋」という題で2003年に連載されたものだそうです。豊富な読書経験から内外の古典から戦前・戦後の「本格ミステリ」の名品を、平易・明快な文で魅力的に紹介してくれています。また、自分が好きな作品や気になっていた作品の名が出てくると、「おっ!」と嬉しいし、北村氏はどういう見方をしているのかと読んでみるのもおもしろい。 第1部の連載記事の他、第4部の有栖川有栖氏との対談が嬉しい。お二人に共通して、ミステリの世界をお得に味わうのなら、古典から読んでいって欲しいという思いは納得です。(ただし私は国外の物は時代や土地のバックグラウンドの差異についていけないので、ほとんど読んでいません・・もったいないなーと思います) ミステリの世界に足を突っ込んだばかりの方は、この本をガイドブックに、原点から本格を楽しまれたら素敵だと思います。 また私のように、マニアまで行かなくて、でもミステリは好きで、偏った作者の物をちょこちょこ読んでいて、次に何を読むかそろそろ頭打ち・・という方にも、新たな扉を開くきっかけにとても良いと思います。筆者が絞りに絞って挙げた作品ですので、必ず自分にピタリとくる作品に出会えると思います。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy

    北村薫版『夜明けの睡魔』とも云うべきガイドブックだ。あくまでミステリの初心者、特にミステリを読んだことのない子供たちがミステリに触れることを想定して書かれたガイドブックであるのが特徴的。本書の構成は全部で4部構成となっているが最後の第4部は有栖川有栖氏との対談で、これがお互いの読書歴とミステリの知識を総動員しているかの如く、次々とそれぞれのお気に入りの作品、ミステリ観が語られ実に熱い!そして面白い!この2人の博識ぶりには到底敵わないが、本は絶対止めずに読んでいこうと決意を新たにした。死ぬまで読書を信条に。

  • こたろう

    新聞に連載された若い読者向けのミステリ・ガイド。それに、その連載の舞台裏的な話、対談などがまとめられている。読んでいてとても楽しかった。北村さんの本に対する愛が感じられ、それがとても優しい言葉で語られている。読んだことがある本は懐かしく思い出し、読んだことのない本は読んでみたくなった。中でも、絵解き謎解き対談が特に楽しめた。猫をモチーフにした版画の挿絵、ほんとに愛らしい。けど、謎を含んだなかなか奥の深い挿絵だったようだ。

  • たくのみ

    初心者向けのミステリー入門。本格ミステリーは苦手なので大変ありがたい本でした。古典ミステリを読むポイントの紹介、とくに「ホームズをよんで時間を返せ」といいたくなった、には共感。登場した本では、半七捕り物帳、星を継ぐ者、12人の手紙、遠きに目ありて、など読みたくなりました。大野隆司さんが描く「謎解き」イラストは眺めるだけで楽しくなります。

  • ほっそ

    私も子供時代、江戸川乱歩やシャーロックホームズ読んだの、思い出しました。いろいろ読んでいたはずですが、すっかり忘れている。きちんと覚えている北村氏に脱帽です。

  • 空音

    やっぱり読むんじゃなかったぁ。積んだままにしておけば良かったぁ。この本のおかげで、欲しい本がまた増えてしまった…と 後悔する程、素晴らしいガイドブックでした! 猫モチーフの挿画(版画)も素敵で、可愛くて、読みたい!と思わせるのに、一役買ってました。

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