停電の夜に

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    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  09/July/2011

    インド系女性作家ジュンパ・ラヒリの短編集。 アメリカでいろんな賞を受賞したということで前から気になっていた。 ラヒリは自身、幼い時にアメリカに渡った移民であるためにアウトサイダーの視点でアメリカ社会の移民生活を描いたり、両親ともインド系でありながらイギリスやアメリカで育ち、生活をしているので自分のルーツである母国(インド)においても海外で生まれたことからくる母国の言葉も状況も知らないという居場所のなさ、アイデンティティーの喪失を描き、一抹のさびしさをテーマにしている。 ストーリー・テラーとしての才能は素晴らしいが、個人的な感想としてはもっと具体的にもっとこまかく場面の描写をして欲しいと感じた。 つめが若干あまくて、現実味を欠くところがあるというか。 その点「セン夫人の家」は随分描写が具体的でこまかかった。 インド系移民からみたアメリカ社会という視点が新鮮だった。

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