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Brahms (1833-1897)

SACD Complete Violin Sonatas : Takumi Kubota, Paul Gulda

Complete Violin Sonatas : Takumi Kubota, Paul Gulda

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  • ★★★☆☆ 

    ムーミン・パパ  |  岩手県  |  不明  |  27/February/2010

    この解説者のライナー・ノーツによるとブラームスのヴァイオリン・ソナタには引用上の謎や楽譜上の暗喩がすべて解明されていないのだそうだ。それを久保田は良く汲み取っているというのだろう。また,アメリカ主導の変則的ヴァイオリン演奏が席巻していた20世紀末の時期も含め常に(ヨーロッパ的)スタイルを貫いてきたのが久保田なのだそうだ(ヨーロッパ・コンプレックス)。またグルダのベーゼンドルファーの型番にまで言及している一方で,ヴァイオリンには全く触れてはいない。写真に写っているから判るとでも?それはともかく,多くの名盤がひしめく中でこのディスクに3000円を支払う価値があるのだろうか。デュメイのものが2000円以下で手に入るというのに。どこか一歩引いたところで音楽が奏でられている。おじさんのセンチメンタリズムにはあまり深入りしたくないとでもいうようだ。聴いていて常にもどかしさを感じてしまうのだ。SACDの録音に癖がない分だけその傾向をより強めているのだろうか?一方でグルダのピアノの音は木質系の歴史楽器を聴いているようで面白かったし,ゴツゴツとした感触が従来とは違う感じを与えてくれるが,果たしてそれが感動と結びつくかと言われると何とも言えない。実演では二人とももっと積極的な演奏をするような気もするのだが。またヴァイオリンとピアノの音像中心で空間をほとんど感じさせない録音には問題があるのではないかと感じる。これだとSACDで録音する積極的な理由が見つからない。

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