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Tchaikovsky (1840-1893)

SACD Symphony No.4 : Macal / Czech Philharmonic

Symphony No.4 : Macal / Czech Philharmonic

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  • ★★★☆☆ 

    田舎爺  |  岡山県  |  不明  |  22/February/2015

    チェコフィル--ルドルフィヌムの音に魅せられ続けてきたがマーツァル時代になってからは1枚も買っていなかった。従っEXTON収録のCDを求めたのは初めてである。 残念ながら嘗てのチェコフィルの魅力的なオーケストラサウンドは聴かれなかった。 オーケストラ楽員の交代もノイマン時代からすれば少なくないだろうから、ある程度の音色の変化はあって当然とも思われるが、原因は録音コンセプトの変化ではないだろうかと思う。 スプラフォンの関与が有るのか無いのか知る由もないが、プロデューサの方針がこういう音場重視の録り方になったからではないかと思われる。つまり生のコンサートホールの雰囲気にウエイトを置いた収録だ。 マイクの数や配置に関しては資料や写真もないので想像の域を出ないが、オーケストラからはある程度の距離を保った、比較的少ないポジションでの収音ではないかと思う。 機材の性能もアップしているので、昔のように歪っぽい音とかある種のクセが耳に付くような音ではなく、生を程よくイメージさせる素直な音で録音されていると感じるし、その点では優れた録音と評価されるだろう。 従って演奏会場のムードをよしとするコンサートゴアの方からは喜ばれる録音ではある。 私は個人的にはそれが面白くないのである。折角家庭で聞くレコード音楽、ホールで聴く生の演奏でのもどかしさが感じられないような繊細さや迫力が感じられたら楽しいわけだ。 2000人もはいる現代のコンサートホールで、たとえばチェンバロが加わったバロックコンチェルトなどを聴くと、チェンバロ弾きの手指は動いているのに楽器の音はかろうじて聞き取れるか否かといった状態。これは最前列に席を構えなければ得られない。 チャイコのこの4番でも、3楽章のピツィカートオスティナートは繊細極まりない音である。作曲者は非常に細かい芸の変化を繰り返しの部分に与えている。このEXTONの録り方ではそういう隠し味は殆ど分からない。繊細さと言えば、衣擦れのような弦楽器の弓が触れる音のなんとも形容し難い極上の合奏音などもこの盤では望めない。 同じ音場重視の録音であっても、NHKの収録でAltusから出された「ベト4番」などは弦楽器の匂うような衣擦れの妙音が聞き取れる。 弦の音に限らず、ブラスであっても木管であっても倍音を巧く捉えなければ楽器の色調は薄れてしまってワサビの抜けた再生音に傾くと思っている。 入念な音色やバランスで勝負というスタイルの指揮者マーツァルの作品なれば直のこと録音陣はそういう配慮が欲しかった。端的に云えば録音スタッフの安易な姿勢ではないのか。 マルチマイクで近接ならば、ミクシングなど後処理の編集は大変だとおもうが、往年のデッカなどはその労を惜しまず名録音をあまた残して来たと思える。

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