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Brahms (1833-1897)

CD Sym, 2, : Takashi Asahina / Osaka po (1978)+mendelssohn

Sym, 2, : Takashi Asahina / Osaka po (1978)+mendelssohn

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Showing 1 - 8 of 8 items

  • ★★★☆☆ 

    いわごろう  |  東京都  |  不明  |  03/September/2010

    ■ブラームス 交響曲第2番。 1978年10月26日録音。放送用音源だ。オーケストラは手兵の大阪フィル。 ライブ録音のCD化という朝比奈ファンのためのCDである。第1楽章は思い入れが有り、男泣きに泣いている。前半のスケールはあまり大きくなく意外にさっぱりとしている。この楽章のリピートは果たして必要なのだろうか。この振り出しにもどる感が私はあまり好きでない。曲が退屈なだけになおさらだ。後半からラストにかけては朝比奈ならではの表現が随所に聴かれ心を打つ。 第2楽章。打って変わって、出だしから超一流の演奏だ。この粘り、そして絶妙な間。相変わらずオケの下手さが目立つが、音楽がすばらしい。まるでメンゲルベルクでも聴いているようだ。後半はパンチは効いているが落ち着きがなくなる。どうしたことだろう。こうテンポを揺らしてはかえってスケールが小さくなってしまう。とても残念だ。 第3楽章。抑制の効いたいい演奏だ。 第4楽章。武骨で渋い演奏だ。主部でのテンポは快速、オケは必死に食らいつくがついていけない。細部も磨かれておらず、響きが薄い。展開部からラストにかけての組み立てはすばらしく、一つの理想の形と言えよう。これだけ考え抜かれた表現ができる指揮者が他にいるだろうか。終わりよければ全てよし!? ■メンデルスゾーン 序曲 フィンガルの洞窟。 交響曲第3番のように曇った感じの曲調が全体を支配している。 そっと入る出だしから感情豊かだ。録音は焦点が合わず、かなりぼんやりしている。1980年9月17日のライブの放送用録音だ。主部に入ってからの活力はここぞと言わんばかり。手兵の大阪フィルも必死の名演を繰り広げている。このスピード感、激しいティンパニーの打ち込み。( ̄□ ̄;)!! こんな演奏は前代未聞だ。主題との対比が強調され、執拗なまでにスローとアグレッシブが繰り返される。・・・んん、ちょっと聴き疲れがしないでもないな。異常な気迫に聴衆もあっけにとられ、終演後の拍手もまばらだ。(  ゚ ▽ ゚ ;)  それにしても、大阪フィルは上手いな。( ̄ー ̄)

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  • ★★★★★ 

    風雷暴  |  横浜  |  不明  |  01/September/2008

    (続く)朴訥な2章も陶酔美より精神美の極致!中間部の暗雲垂れ込める中の激烈な落雷では心身を清めるがよい。ためらいつつ始まる終章、が、主題が強奏で戻ると巨匠は絶対的自信で驀進開始!膨大なエナジーは歓喜を堪え切れず一気に放射され、聴衆を歓喜の渦に呑込んでいく。そして最高潮を迎え荒れ狂う大伽藍コーダは朝比奈の独逸芸術の極み!王座フルヴェンVPO’45L、ベームBPO’56、山田/新日’78L(奇しくも同年同胞!)に躊躇せず加えたい。音は’78LだがFingalよりonぎみでシャープ&マッシヴ、分離見通し良く優秀。

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  • ★★★★★ 

    風雷暴  |  横浜  |  不明  |  01/September/2008

    朝比奈に無知な僕は正直ブラ2に期待せず...が、開始早々彼の実力を目の当りに!これは紛いなく独逸伝統の重厚な語りと響き。爽やかで瑞々しい田園抒情はないが、Brahmsの偉大な魂は確かにここに宿り、語り歌い叫ぶ。1章の歩みは全く弛緩せずも重く図太い。要所ではrit&sfzをタップリ使い、更に大見得斬ったタメは峻厳かつ仰ぎ見るスケールを叩き出す!そして後髪を引く如き惜別の情を満々と湛えた無類のコーダ!我が眼も満々と涙...(続く)

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  • ★★★★★ 

    風雷暴  |  横浜市  |  不明  |  31/August/2008

    多分このFingalと思うが、遥か昔偶然FMで聴き、想定外の感動に「朝比奈」は我が脳裏に焼き付き今に至る。待ち焦がれた再会に胸ときめき即購入...これだ!通常は陳腐な風景画に終わるが、我国誇りの巨匠はフルヴェンを彷彿とするマッシヴ&ドラマチックなフォルムを一刀のもと彫り刻む。後半再現部〜コーダでの砕け散る如き怒涛のaccel&crescに我が血潮はたぎり、多感な若きMendelssohnの秘めたるパッションを熱感!正に独逸伝統を継ぐ巨匠芸!最高位クレBRSO’69LやシュリヒトVPO’54に加え王座即決!音は’80Lなら更に上が相応しい。が、まさかブラ2が!!...

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  12/July/2008

    朝比奈のブラームスはブルックナーと同様に年代で何種類かの盤があり、また、盤毎に演奏が再構築されている場合がありますがこの1980年近くの公開録音版が以前ビクターから全集から出ていました。そこではこのCDと同じく1980年近くの録音での演奏スタイルでの第2番、第4番は武骨さが魅力であり例えば第4番での第1楽章の終結部を聴いても決してバルビローリのようなナヨナヨしたものでなく男らしさが朝比奈のアプローチの真骨頂でありました。さてこの1978年第2番CDも素晴らしいですが、この場を借りて音質がよりbetterな1980年公開録音版の再登場を

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  • ★★★★★ 

    金釘流  |  小田原  |  不明  |  20/June/2008

    「フィンガル」が抜群に貴重。後年迄時折指揮したのにディスクが無かった。未発掘では以下が切望される。「死と変容」(71年東京公演と82年大阪)、73年大阪現音(ヴァレーズ、チャベス、ルー・ハリソン、メシアン)、74「運命の力」「椿姫」各序曲、75「魔法使いの弟子」、79プロコ「5番」、81「魔弾」序曲、82「アルト・ラプソディ」、84グラズノフ「8番」、89「ローエングリン」第1幕前奏とヴィヴァルディ「四季」、そしてお得意の「フィンランディア」(80年、85年等)、「雷鳴と電光」「狩」「皇帝円舞曲」。

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  • ★★★★★ 

    種蒔き爺や  |  東京  |  不明  |  17/June/2008

    素晴しい企画だ。今後は「三大B」以外の録音の発掘も待たれる。彼が日本初演したシェーンベルクの「変奏曲」やウェーベルン「夏風〜」、ベルクの「アルテンベルク」、大阪フェスの「ファウストの劫罰」、最後の現代物演奏である武満作品、毎春神戸で行った名曲コンサートの驚くべき珍しい曲目、それから彼のキャリアを語るに不可欠ながら一向に発売されぬヴェルディ中期や邦人のオペラなど、抜粋でもよいからCD化を切望する。

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  • ★★★★★ 

    まあくん!  |  テラにて  |  不明  |  17/June/2008

    なんとコジマ録音からも朝比奈御大の新譜登場!78年ということはビクターの全集より前、つまりこれまでに出た朝比奈先生のブラームスの最も古い録音ということになります。2番は得意らしかったレパートリーなので期待します。2番と言えば2000年10月大フィルとの演奏も凄かったらしいです。(あの新日2000年盤より上と感じた人がいるらしい。) これも録音が残っているはず(当時FMでオンエアされた。)なのでどこでもいいので出してほしいですが、まずは当盤をじっくり楽しみたい。

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