Stravinsky (1882-1971)

CD Stravinsky: Symphonies

Stravinsky: Symphonies

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  • ★★★☆☆ 

    MISPRISIONER  |  東京都  |  不明  |  30/March/2012

    正直、この演奏は全くいただけない。録音の悪さもそれに追い打ちをかけている。なぜ、ベルリン・フィルがEMIからCDを出すことに固執するのか理解不能。ロンドン響やロイヤル・コンセルトヘボウ管のように、早く自主レーベル一本に絞って欲しいものだ。それはともかく、このディスク、ストラヴィンスキーの交響曲を知らない人たちには好評なようだが、ブーレーズ盤でもそうだったように、作品の魅力と演奏の良さを取り違えてしまっている。これらの作品の録音を出来る限り聴いてきた私にとって、この演奏は特に優れた面があるわけでも、特に(ポジティヴな面で)個性的であるわけでもなく、トップチョイスのC・デイヴィス/バイエルン放送響盤[PHILIPS]には遠く及ばないばかりか、平凡過ぎて、音符を音にするだけで精一杯のようにしか聞こえない。特に《三楽章の交響曲》では、1小節ごとに拍子が変わる《春の祭典》以上に難解なリズム変化にベルリン・フィルが上手く対応出来ておらず、シンコペーテッドな魅力が全くといっていいほど再現出来ていない。ヴァルトビューネでガーシュウィンを取り上げたときもそうで、ベルリン・フィルのグルーヴ感の悪さ、リズムのノリの悪さは、このような作品を演奏する上に於いては致命的とも言える。要するに、ここにあるのは作品とオーケストラとの相性の問題で、作品とオーケストラとの間に親和性を生み出せなかったラトルの責任は重大である。

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