Maadadayo
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izkeiske | 不明 | 不明 | 03/July/2021
先生と生徒の関係よりも、かつて日本には礼節と良心によって人々が暮らしていた時代が確かにあったことを思い起こさせてくれる。拝金主義や収賄、非常識はもっとも忌み嫌われていた。17回のまあだ会には教え子たちの娘や孫たちが登場しかつての日本の豊かさを描いている。家族とは、友人とは、先生とは何かを現代に問う。人間が家族から切り離され友人とも会わずにすみ、先生のことも忘れ自分の葬式すら面倒に思える現代にふとこの映画を観ることによってまあだ会の末席に座っているような錯覚に陥る。ノラの存在はこの話をとても複雑にしている。妻や教え子たちに囲まれながら先生は孤独だったのか。観るたびに視点をずらして楽しめる。この映画は黒澤の傑作だと思う。0 people agree with this review
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