Mozart: Piano Concerto 17 & 20
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 18/May/2011
1970年生まれというから本盤演奏を録った2007年では既に37歳のアンスネス、モーツァルト・ピアノ協奏曲では前回のNO.9&18に引続いてのNO.17&20ですね。例によってアンスネスのピアノ自体はこれ見よがしの派手なものではなくごく自然体というのでしょう。注目は弾き振りという点でオーケストラが少しローカル性を帯びたNCOでピリオド奏法で小編成な処が響きとしての特性が認められますね。先ずポピュラーな第20番の方は演奏タイム@14’00A8’19B7’27とやや中間楽章が早めという印象。第1楽章出だしオーケストラ前奏に続き粒の揃った切れ良いピアノが入ります。暫くはやや華奢で綺麗な展開をしますが次第に熱を帯びて来てオーケストラも強弱を強めティンパニーを固めに効果的に使います。そしてピアノの方も節が替わる毎に切れを更に大粒にし、カデンツァに入る前の一呼吸も置かない性急さが面白い処です・・・ピアノが一方でワンパート的役割に・・・?。圧巻のカデンツァが過ぎると「流れ」を大切にしている演奏意図が分かります。中間楽章は前述の様に割りとサッさとした扱いで弦の美しさに耳を傾けました、最終楽章は更に句読点を明確にしつつ進め唯一自由奔放なカデンツァが聴く楽しみを倍加してくれます。最後オーケストラの活き活きとした詰めも印象的です。全体ややピリオド奏法ながら冒険的なオーケストラと個性をカデンツァ以外では抑制したピアノの対照状態を楽しめました。第17番(タイム@11’34A9’19B7’08)ですが第1楽章絹触りで柔らか・しなやかな弦の伴奏をピアノが縫う如く進みます、アンスネスのピアノの切れは透明感を伴って来ます。繊細なカデンツァの変化の微妙な色合いも中々ものです。冒頭室内楽的な弦伴奏の中間楽章はすぐに管楽器に導かれ一旦落ち着くのですが転調後数々のテーマが現れ結構所謂二十番以前の協奏曲では作品としては深く意味深長な場面です。最終楽章は短調パッセージを挟むものの全体軽快なトーンでの変奏曲で演奏は基本的には今まで述べた延長線上です。何れにしてもアンスネスのピアノはモーツァルトのこれらの曲全体の一つのパート的な感じで抜きん出た存在を主張するタイプではないとも思いました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)2 people agree with this review
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