Strauss, Richard (1864-1949)

CD Orch.works: Karajan / Bpo

Orch.works: Karajan / Bpo

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  12/January/2011

    カラヤンのR.シュトラウス作品の聞かせ上手は今更述べる必要はありません、私はDGへのBPOとの「英雄の生涯」、DECCAへのVPOとの「ツァラトゥストラ・・・」のどちらも1959年録音のLPでその演奏の素晴らしさを知った世代であります。「ツァラトゥストラ・・・」に関しては本盤演奏は後年2回(1973年、1983年のDGへの再録が代表的なもの)の内の1973年分でBPOとシュヴルベのヴァイオリンがカラヤンのやや全体レガート気味に進めるに加えてその合奏力というかその凄さ・精緻さが聴き物となっております。1973年録音演奏盤に接したのもやはり(DG)LPで例の序奏録音にウーンと唸ったのを覚えております。1959年収録のDECCA盤はオーケストラVPO、ボスコフスキー・ヴァイオリンの美しさとカラヤンの欲がぶつかり合う演奏タイム32’45でありこの1973年演奏盤は演奏時間も延びて34’54とカラヤン絶好調時のそれこそ「語り」になっております。印象的なLPジャケット表紙写真もアポロ12号からのもの?でCDもそれを継投しているのが多い様です。1959年演奏、1973年演奏・・・どちらも好きな演奏であります。なお、1983年BPO(ヴァイオリンはプランディス担当)との再録盤(タイムは更に長くなり35’57と他のHMVレビューにはあります)は聴いておりませんが聴き比べしたいですね。次に先述通り1959年カラヤンはR.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」をBPOとDG(45’31)に録音しており依然としてこの曲を代表する盤となっています。メンゲルベルクに捧げられた前者をカラヤンは1974年にEMIにやはりBPO(ヴァイオリンもシュヴァルベと変わらず44’52)、1985年には又DGにBPO(同シュピーラー46’47)と録っておりタイム的に若干長くなりより精緻・豪華に傾いて行ったようです・・。私はこれも1960年代初めに購入した1959年録音盤LPで楽しんでおりカラヤンにこの種の音楽・・・特にR.シュトラウスを振らせればその演奏運び・音色の配色申し分なく比較的本曲に取り組んで未だ若い50歳過ぎの充実さに頼もしさも加わった感じに捉えていました。なお、本盤他の曲は未聴ですので素晴らしいランク止まりにしておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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