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Brahms (1833-1897)

DVD Complete Symphonies: Karajan / Berliner Philharmoniker

Complete Symphonies: Karajan / Berliner Philharmoniker

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  10/February/2014

    最も「脂ぎっている」頃のカラヤン&ベルリンフィルのブラームス。演奏自体はこの上なくパワフルで(倍管だしな)、グラマラスなもの。力技がやや勝るかなとは思いますが、でもしなやかさや歌に欠けることもなく、総じて聴き手を圧倒する出来栄えになっているのは確かであります。ブラームスの交響曲に関する発見や見識のある演奏とは言えないかもしれませんが、カラヤン&ベルリンフィルが確立した「スタイル」を存分に発揮した、一種のディスプレイとしての製品と言えるでしょう。映像については、そんなに議論するほどのことはありません。要はカラヤンが自己顕示のために作っただけのもので、それ以上の意味はないからです。画面は自分の指揮姿をいかにも「カッコよく」見せるアングルに終始し、オケの面々は演奏者としての位置づけではない。オケについてはむしろ「輝く楽器」や「見事に揃った弓」が強調され、顔のない兵隊としての扱いなのですな。傲然とそれを操るカラヤン将軍を誇示する映像です。後からの編集が多く含まれることは周知のことですから、ベルリンフィルの合奏能力を測るものでもありませぬ。曲の開始と終了時にだけ映されるオケの全景もホントにとってつけたような不自然なもの(画質悪し)。といふことで、パワフルでゴージャスな演奏を気楽に楽しみましょう。録音は、やや人工的な加工があるようで、硬めの音でかつレンジはやや狭め、左右への拡がりはやや強調されております。とはいえ全般的には良い状態で、不満はありません。チェリビダッケが言ったように、「スペクタクル」としての映像作品、そういうつもりで鑑賞しませう。

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  • ★★★★☆ 

    ワレンペラー  |  広島県  |  不明  |  25/June/2011

    78年の全集よりも集中力が高く熱い演奏。BPOもカラヤン自身も最も脂の乗った時期の収録なだけに映像も見応え満点。演奏は特に第2番が流麗で美しく、迫力も満点の名演といえる。終楽章での強烈なティンパニの打ち込みも聴きもの。録音は高弦がささくれ立ってうるさい(第1番は顕著)のが残念。

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  • ★★★★☆ 

    Money  |  chiba  |  不明  |  17/April/2008

    Liebes Musikさんに喝采。正にその通り。多少なりともカラヤンやBPO、そして彼らの映像ソフトに関心のある人なら、わざわざ観客を入れて管楽器セクションのアングル撮りを指示するカラヤンの写真を見たり、ものによっては背景の観客さえ絵に描いたニセ背景である事に気づくハズ。例えばユニテル製作のエロイカ、第七など階段式のあのセッティングで録音ができるわけがない。完全なサントラであり、それは後年のテレモンディアルも変わりがない(ごく僅かな本物ライブを除いて)。技術を分かっているつもりの視点が一番危ない。

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  • ★★★★☆ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  01/February/2008

    確かに重量級のサウンドを堪能でき「あの時期のBPOはこういう音がしてたんだよな」という感慨に襲われる。第一は78年のDG盤よりも良い。第三も出来の良い演奏。長らく入手不可能で中古市場ではとんでもない値がついていることもあったが、こうして最上の状態で復活したのは歓迎。但し基本的に「映画用」の映像作品であり、実演そのままの収録ではない(筈だ)から、映像と音とが同一セッションのものかは大いに疑問。モニターで先に収録された音に合せ、映像のためにポーズをとっていると思われるので、画面の演奏ぶりを100%信じるのは危険。

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