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Haydn (1732-1809)

CD Sym, 88, 95, 101, : Reiner / Cso Fritz Reiner So

Sym, 88, 95, 101, : Reiner / Cso Fritz Reiner So

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    黒熊怪  |  千葉県  |  不明  |  10/August/2015

    専門家の間でバトンテクニックで右に出る指揮者はいないといわれた名匠ライナーの、75歳で亡くなる1カ月前の最後の録音となったハイドンの時計は、まさに人生の時計が永遠に時を刻み続けるような素晴らしい傑作となった。特異なのは、当時、百万ドルの歌劇場オーケストラと目されていたメトの楽団を主体に、NYPとCSOの混成の楽団を編成したことだった。それまでのCSOとの鋭角の鋭い演奏とは異なり、驚くほど柔軟で、音楽の核心にはパッションが渦巻いていながら、そこからしなやかに流れ出る極めて美しい演奏となっている。当時からこの録音は全く別格の演奏と目されていた。不思議なことにライナーのウィンナワルツは極めて評価が高いが、過剰な表現を抑制し、整然と折り目正しく演奏することにかけてはプロに徹している。最晩年のバルトークとの共演で、バルトークが即興的な演奏状態に陥り指揮者も楽団も驚き困惑して、演奏後ライナーが「べーラ、何であんな危ないことをするのか」と言って非常に心配したという。バルトークは、木管が僅かに音をはずし始めたので、元に戻そうとしている間に瞑想状態に入ったと言っているが、20世紀最大の作曲家の即興曲が生まれるような、創造的な芸術の想い出がライナーからは感じられる。オーケストラのための協奏曲も、作者と親しくなければ出来ない歴史的録音が残されている。その厳格なライナーが、この時計ではまるで若い音楽家に戻ったように、自由な音楽の生命を感じさせる演奏を成し遂げている。

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    くじら  |  東京都  |  不明  |  15/April/2010

    ないものねだりになってしまうが、もっと多くハイドンを録音して欲しかった。95番と101番はライナーのラストレコーディング。演奏メンバーは寄せ集だが鳥肌が立つほど上手い。「時計」のこれ以上の演奏は聴いたことがない。

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  • ★★★★★ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  25/August/2009

    ライナーらしい硬派なハイドンだけど、ハイドンらしさというか、いくら硬派に演奏しても諧謔味をしっかり感じさせてくれるところが面白い。ライナーのこの演奏の後、クレンペラーを聞きなおしてみましたが、88番の有名な4楽章など、クレンペラーの演奏がとってもお淑やかでお上品に聞こえて、硬派なライナーの方が諧謔味を濃く感じてしまうのです。 クレンペラーはクレンペラーですばらしかったけど、どっちもアリなのがハイドンの交響曲の懐の深さなのだと思います。 あんまり有名ではない95番もオケの妙技のお陰で聞きほれてしまいます。 最近は生演奏であんまりハイドンの交響曲を聴かない気がしますが、もっとオケも挑戦してみたら!?と言ってみたくなるくらいハイドンの交響曲を見直した1枚でした。

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