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Mozart (1756-1791)

DVD Le Nozze Di Figaro: Bohm / Vienna State Opera Prey Popp Baltsa

Le Nozze Di Figaro: Bohm / Vienna State Opera Prey Popp Baltsa

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  • ★★★☆☆ 

    西荻椿山  |  東京都  |  不明  |  24/February/2013

    モーツァルトの最上の音楽がつまった作品であることには異存ありません。充実の序曲や3名のSのアリアや二重唱を聴いただけで明らかです。弱点は台本です(台本に弱点のないオペラなんてほとんどないだろうが)。筋は従僕が主人の貴族の横槍をはらいのけて首尾よく結婚するというのだが、フランス革命前夜の民衆は喝采しても、現代人にはさっぱり実感がわきません。ハウスキーパーをやっていてセクハラをうければさっさとおさらばして別の勤め先をみつければいいわけです。脇筋は妻をないがしろにしている夫が計略にかかって浮気がバレて妻にあやまると妻はあっさり許すという話だが、とことん仕返しするくらいでないとおもしろくなりません。敵対していたのが実は親子だったというのもご都合だし、何より喜劇だというのがつらい。変装して混乱するからおもしろいというのだろうが、初回は観れてもネタバレした後では興味は続きません。レシタティーフをばっさりカットして録音した一流指揮者がいたと思うが、一つの見識だと思います。そういうものをノロノロ運転されたらどうだろう、踊る阿呆を観ているつもりが、観る阿呆に化してしまいます。少しテンポが遅いきらいがあるが問題になりませんとしている評論家がいるが、問題でしょう。問題ないとされる方は実演を観た方に多いようです。何から何まで一流で揃えたウィーン国立歌劇場の引っ越し公演というふれこみで、当時の熱狂は例えばヤノヴィッツ(S)が登場のカヴァティーナを歌い終えたところにみられます。Sはまあ自分として普通に歌えたかなという感じなのに熱烈な拍手をうけややめんくらっています。実際その場に立ち会った方はそのときが懐かしく冷静ではいられないのです。しかし、ベームもポップ(S)もとっくに世を去り、何も知らず何の思い入れもない方が本盤を見たらどうだろうか。歌手には旬を過ぎたルーム行きとみられる方がいます。ベッリーニのベルカントオペラではないから即アウトにはなりませんが。そうでない方でもヴァイクル(Br)は見た目不細工ではないのになぜかどん臭い感じがする方です。もっとしっかりした印象の方のほうが一杯くわされたとき快哉が叫べていいと思います。満点はわずかにバルツァくらいでしょう。色気がないのが男の娘をやるズボン役にピッタリです。総合するとフレーニの映画仕立てと帯に短し襷に長しではないでしょうか。もう一つ問題は価格です。歴史的価値は十分かもしれないが、30年以上前の映像です。ウィーンの連中が強欲だからというならさもありなんと考えますが、NHKが利幅を上げているのなら承服いたしかねます。公共放送と称してなかば強制的に受信料を国民(公共放送に期待される中立性に疑問をもつ者を含む)から徴収し、国民の平均からかけ離れた給与水準を維持している団体だからです。公共を唱え本盤が日本文化の向上に資すると考えるのなら損はしないが儲けもしないという態度が当然でしょう。何が何でも本盤でとは思えません。

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  • ★★★☆☆ 

    スワローズ命  |  静岡  |  不明  |  09/February/2008

    80年当時は非常に価値の高い引越し公演だったから、生で観た方なら、文句なしの名盤なのだろう。興奮気味にレビューを書かれる諸先輩よりも自分は若輩だから、94年の引越し公演の方がインパクトは強い。クライバーの「ばらの騎士」はともかく、病魔に侵される前のアバドの「フィガロの結婚」も再発して欲しいと願うばかり・・・。

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  • ★★★☆☆ 

    kazu  |  東京  |  不明  |  10/August/2007

    このDVDとにかく音質が悪い。声がマイクから漏れている箇所もあり、とても録音用に音をとったとは思えない。 字幕もやや不親切。バルツァが最高で、ポップも巧いが、プライはやや老けている。だが、正直その声の競演を堪能できるだけの録音ではない。 2枚で9000円以上するDVDなのにNHKはもっと音質に配慮できなかったのか。 超豪華メンバーの「フィガロ」だけに残念でならない。

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  • ★★★☆☆ 

    ito  |  神奈川県  |  不明  |  07/July/2007

    DVDの発売前から話題の多かった公演だが、正直言って聴いてちょっとがっかりした。ポップ、プライ、ヤノヴィッツの主役陣とベームの指揮が老け込んでいる。ベームは同じDVDなら’75年のDG盤の方が出来が良い。歌は声の衰えを巧さでカバーしている感じ。その中で素晴らしいのはバルツァのケルビーノで、私の聴いた限りではC・ルードヴィッヒと並んで最上の出来栄え。

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