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Tchaikovsky (1840-1893)

CD Tchaikovsky: Symphony No.5 / Haydn: Symphony No.99

Tchaikovsky: Symphony No.5 / Haydn: Symphony No.99

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  • ★★★☆☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  29/July/2010

    生粋のウィーン子クリップスが珍しくチャイコフスキー交響曲をVPOを振っての盤です。彼が56歳頃の1958年の録音で演奏タイムとしては@14’56A11’26B6’13C12’08とやや短めになってはいますが聴いた印象は濃い口・・・それはロシア的なものではなくクリップス独特の大人の語り口とも言うのでしょうか・・・。第1楽章あまり引き摺らないスタートをして少し間を置いて展開部へ、VPO弦が正体を現します。メリハリをつけてとにかくよく鳴ります!途中のギクシャクしゃくる処など粋さなのでしょうか。ピークへの詰めよりはロシア的というより男性的なものを感じさせます、〆の動機の明瞭さも印象的。第2楽章ホルン・ソロがやはりはっきり浮かばせ主題が低音弦で朗々と流れます、繰り返されるテーマは実にのびのび・・・。オーケストラも慌てることなく。第3楽章、曲想としてはウィーンに近いせいか地を得た感じなのですが語り過ぎてそれだけ何故か重たくなった運びではあります。最終楽章も若干のっぺりさが気になりはしますがマーチに入る前の大きな枠取り、楷書風のマーチには変化を添加し〆はゆっくり念を押すようです。当時の割には素晴らしい録音で豊穣感を満喫は出来るようですが私はこの曲だけの盤を聴いたものでハイドンの方は未聴でありワンランク落してOKランク以上で仮押さえといったところでしょうか。なお、本盤は現在廃盤となっているそうですがいつか又再販されるでしょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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