Brahms: Symphony No.4
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一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 13/July/2013
ヨッフムは私達LP世代では19世紀末生まれの諸大指揮者の影に回ったどちらかと言えば二番手的存在の指揮者ではありましたが私個人としてはARCOとのバッハ「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ曲」でドイツ指揮者の割りには暖かで伸びやかな演奏が気に入りでした。さてこうした彼がブラームスの交響曲を扱った一つが本盤で交響曲第4番であります。収録は1976年ヨッフム74歳の頃LPOを振ったものでタイムは@12’56A11’53B6’17C8’52と心持ち最終楽章が速く感じました。第1楽章独特のゆっくりしたスタートをしてからその「ゆっくりさ」がひょつとして破綻に結びつくのではないかと思われるくらい中々リアルな感じでそれはLPOのアンサンブルのせいかも知れません。〆に向ってはある興奮を伴いつつライブ様に次から次へ追いかぶさって行きます、そしてラストは充分伸ばして終わるのですが寂寞感からはちょっとズレていました。第2楽章は割りと情念っぽく展開し〆はやはりゆっくりと。第3楽章はテンポ緩急を対比させ基本的には少しせっかち・忙しく思いました。いよいよ最終楽章、少し勿体ぶってスタートしますが変奏展開する内にホットな面も見せ次第にテンポアップしながら高揚感を煽って行きます。前のめりになりつつ粗っぽい表情もありヨッフムの本ブラームス交響曲シリーズ全体・・・1978年度レコード・アカデミー賞受賞分・・・に共通するパターン処となっています。まぁ、とにかくLPOのメロディに係わる響きが独墺系オーケストラとは異なった感じで我々素人からすれば分り易い元気・迫力となっていました。彼には本盤以外にこの第4番を指揮したものが多く残っておりそれは1953年BPO(タイム@12’31A12’06B6’02C8’52)、1976年ACO(ライブ、同@12’32A11’41B〜C16’22)、1979年SKDO(同@12’57A12’00B6’13C10’01)、197X年BRSO(ライブ、同@12’33A11’38B6’09C8’48)等でライブ分には最終楽章に拍手も入っているでしょうからそう見ますとそんなに曲進行タイムにはブレはないと判断されます。併録の「悲劇的序曲」(同12’16)はややテンポは速いですがjそんなに恣意的にならず真正面から取り組み緊迫感を維持した素晴らしい仕上がりと思いました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)0 people agree with this review
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